「エミネムのカバーがめちゃくちゃ上手い!」音楽プロデューサー蔦谷好位置が惚れ込むVTuberとは?
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。11月15日(水)の放送は、KERENMIの蔦谷好位置(つたや・こういち)さんをゲストに迎えお送りしました。
◆蔦谷好位置が才能を大絶賛するVTuber
数多くのアーティストに楽曲提供やプロデュースをおこない、さらには、映画やCM音楽なども手がけてきた蔦谷さんが、11月15日(水)に新曲「ケタタマ feat. Mori Calliope」をKERENMI(ケレンミ)名義で配信リリースしました。 KERENMIとは、蔦谷さんのトラックメイカーとしての側面を強く打ち出した変名プロジェクトのことで、楽曲ごとにさまざまなボーカリストとコラボしており、今回はVTuberでラッパーのMori Calliope(森カリオペ)さんをフィーチャリングに迎えています。 れなちが、今回のコラボに至った経緯について伺うと、そもそも蔦谷さんが一方的にMoriさんのファンだったそうで、「YouTubeで知ったんですけど、女の子なんだけど、エミネムのカバーがめちゃくちゃうまいんですよ!」と絶賛。 その後、テレビ番組でMoriさんの楽曲を紹介した流れから、Moriさんの曲をプロデュースすることになり、そこで改めてMoriさんのすごさを肌で感じたと言い、「“すごいタレンテッド!”と鳥肌が立って、ぜひ(KERENMIで)一緒にやりたいなと思って」と語ります。 ちなみに、KERENMIでは基本的にトラックを先に作った後、その音色に合うボーカリストを探していくそうですが、今作については「“彼女と絶対にコラボしたい”と思って、オファーしてやってもらうことになったんですけど、そのときはまだ曲がなかったんですよね。なので(KERENMIでは)結構珍しいんですけど、今回は彼女をイメージして作りました」と制作秘話を明かします。 そのうえで自分のルーツ的なものを入れたいと考えていたところ、SNSで映画監督クエンティン・タランティーノの名前を目にし、「映画『パルプ・フィクション』でも使われている『Misirlou』(ミザルー・ディック・デイルの楽曲)というサーフロックの曲があるんですけど“こんな感じの曲って最近聴かないな。つまり、流行っていないから逆にやってみよう!”と思って」と蔦谷さん。 そして、楽曲制作にあたり「サーフロックとラップにちょっとドラムンベースを入れて。それで、カリちゃんは日本のサブカルチャーがすごく好きだから、J-POPとのメロディとも親和性が高いので、サビは思い切りJ-POPにしようと。そんな感じで、いろいろごちゃまぜにして作ってみました」と話します。