角田裕毅が『F1』公式ハンガリーGPパワーランキングで5番手の高評価!「予選Q3でクラッシュも、決勝でそれを補って余りある走り」|F1
2024年第13戦ハンガリーGPの結果を踏まえて、『F1』公式が同レースのパワーランキングを現地時間24日発表した。 【動画】ハンガリーGPのトップチェッカーはオスカー・ピアストリ&マクラーレン1-2フィニッシュ! 角田裕毅はハンガロリンクで予選Q3進出を果たすも、Q3最後のアタックではターン5で大クラッシュしてしまった。だが決勝までにマシンの修復を済ませ、レースは10番手からスタート。決勝では抜群のタイヤマネージメントを披露し、20人中唯一の1ストップ作戦を成功させ9位入賞を果たした。 『F1』公式による5人の識者は、角田をパワーランキング20人中5番手という評価で、7.4点という評点を付けた。日本人ドライバーについてこう紹介している。 「角田裕毅の週末は、予選Q3でクラッシュして、それまでの印象的な予選の展開に終止符を打ち、劇的に悪い方向へと転じたように見えた」 「しかし彼は決勝日、それを補って余りある走りを見せた。9位フィニッシュまで確実な走りを見せ、2戦連続のポイント奪取を果たしている。シーズン通算7度目のポイント獲得により、タイトな中団勢の戦いでとても貴重なポイントをVCARBにもたらした」
今回、ハンガロリンクでのトップ評価はF1初優勝を果たしたオスカー・ピアストリ。レース中盤までトップを快走するも、僚友ランド・ノリスのアンダーカットによって第3スティント突入時に順位が入れ替わる。そのため、終盤のチームオーダー発動で順位をスイッチする状況になり、ピアストリはトップ評価ながら9.2点となっている。 2番手はピアストリにポディウムの頂点を譲ったノリスで8.6点。3番手評価は3位フィニッシュのルイス・ハミルトンで、8.4点だった。 なお、12位フィニッシュだったものの、VCARBの僚友であるダニエル・リカルドは6.4点で10番手評価となっている。その内容について「チームメイトの角田とそろって予選Q3に進出した。だが日本人レーサーとともにポイントを争うという彼の望みは、別々の戦略を選んだことで挫折してしまった。リカルドはトラフィックに巻き込まれながらの2ストップ、一方で角田は効果的な1ストップを狙い、この決定的な違いによりリカルドはポイント圏内から脱落した。ただ、それまでに見せていたペースを見ると、オーストラリア人ドライバーの戦いは評価に値する」と記述。有利とはならなかった2ストップながら、アストンマーティン勢の後ろのP12でフィニッシュしたことが健闘の証だと強調している。
【関連記事】
- ●ピアストリがハンガリーGPでF1初優勝!終盤チームオーダー発動2位ノリス、ハミルトンP3…角田裕毅は唯一1ストップ作戦完遂で殊勲の9位入賞|F1
- ●「センセーショナルなレース」ハンガリーGP9位の角田裕毅をVCARB代表が称賛「タイヤマネージメントは誰にも負けず、最後まで粘り強く走った」|F1
- ●2025年のF1は今季と同様24戦中6戦でスプリントレースを実施…中国、マイアミ、ベルギー、アメリカ、ブラジル、カタールが該当|F1
- ●2026年ルノーPU撤退の場合、複数チームにホンダはPU供給可能か…元ホンダ浅木泰昭氏「やれと言われりゃ、やると思う」PU開発側の苦難に提言も|WEDNESDAY F1 TIME
- ●2024 F1日程・カレンダー・スケジュール|F1