マーリンズ対ドジャース　7回表ドジャース2死三塁、左越えに50号2点本塁打を放つ大谷（撮影・菅敏）

　工藤公康氏と槙原寛己氏が22日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にご意見番として出演。前人未到の「50本塁打＆50盗塁」を達成したドジャース大谷翔平投手について語った。 【動画】大谷翔平、本拠地球場中のスタンディングオベーションにヘルメット掲げ応える 　工藤氏が「あっぱれ！」。槙原氏も「あっぱれ！ですね。すごい」。工藤氏は「（すごいことは）物事の考え方じゃないかなと思う。野球をする能力やポテンシャルは高い。盗塁数を見ても、ピッチャーとして投げられないから、だからスピードアップが図れる。その目線の持って行き方が全く人と違う。彼が高校の時からしていた曼荼羅（まんだら）チャート。自分の目的のためには、どういう手段であったりとか、どういう方法であったり、運さえも味方につけるようなことを、普段からどうすればいいかを考えている、というところが人と違う。人がなかなかまねをすることが難しいところじゃないかなと思う」と推測した。これまでMLBで指名打者がMVPを獲得していないことに槙原氏は「デービッド・オルティスという選手が、ものすごい記録を残したが獲れなかったということで、言われていますけれども、でも、大谷選手は歴史を全部変えてきている。アメリカの歴史を変えてきている。これどうですか？　歴史を変えてもいいじゃないですか、盗塁52個はできないですから。そういう意味では時代が変わったということで、MVPは十分あると思います」とコメントした。 　大谷は19日（日本時間20日）のマーリンズ戦に「1番DH」で先発出場。1回の第1打席で右翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると三盗を決め50盗塁に到達した。2回にも51個目の盗塁を決めると6回、右翼席へ特大の49号2ランを放ち大記録に王手。さらに7回の第5打席で左翼席へ50号2ランを放って前人未到の「50－50」を達成した。9回の第6打席では3打席連発となる51号3ランまで放ち6打数6安打10打点。ドジャースは20－4で大勝し12年連続のポストシーズン進出が決定。大谷にとってはメジャー7年目で初となった。