デカくて美しい男たちの日本一決戦 「マスキュラーフィジーク」で直野賀優が見せた復活V【JBBF】
鍛えあげた肉体美を競うボディコンテスト。2024年シーズン中のJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の国内大会は10月6日の「日本ボディビル選手権大会」および「フィットネス・ジャパン・グランド・チャンピオンシップス」をもって閉幕した。 【フォトギャラリー】デカくて美しい筋肉を搭載した男たち そこまでの結果を経て決定した日本代表選手たちが、12月16日~19日に東京・有明コロシアムで開催される、「IFBB世界女子選手権/男子ワールドカップ」を控える状況となっている。
シーズンを走り抜けた選手たちのステージは、熱く国内のボディビル、フィットネスシーンを盛り上げた。ここではフィットネス競技の身長別日本一決定戦、「オールジャパン・フィットネス・チャンピオンシップス」の模様をカテゴリー別に振り返っていく。 筋量が重視のフィジーク競技「マスキュラーフィジーク」では、計18名による熱戦が繰り広げられた。最も注目を集めたのは、2022年のオールジャパン選手権でメンズフィジーク180cm超級王者に輝いた直野賀優だ。メンズフィジークは2023年に評価基準が見直されたことにより、バルクを重視する選手は評価を得にくい状況となっていた。直野もその影響を受けて順位を落としており、今年7月のSPORTEC CUPではまさかの予選敗退を喫する結果となった。
マスキュラーフィジークへの転向で再起をかけて挑んだ今大会では、バルキーなY字シェイプで復活優勝を達成。自身のSNSでは周囲のサポートへの感謝を表明した。 昨年とは選手の顔ぶれがガラリと変わり、TOP6全員が2023年と入れ替わる結果に。岩田卓磨、田中智己、西﨑空良、澤原翔、後藤優汰といった面々の活躍も光った。理想の肉体美を追い求め、フィジーカーたちはこれからも鍛錬を続けていくだろう。
文・写真/森本雄大