「立憲共産党」といった揶揄に屈してはならない!共産党・田村衆院議員「共闘の一丁目一番地」を語る!
原点を守らないのは野合である
田村氏自身も2年前に、立憲民主党とれいわ新選組と社会民主党で消費税の引き下げとインボイス廃止の法案をともに提出した経験があります。 田村氏「消費税減税は野党第1党から声が聞こえなくなったのは寂しい。一緒に法案を提出したのに、共闘を続けたいなあと思っています。国民はそれを望んでいる」 田村氏は、立憲民主党のスタンスが変わってきたことに加え、立憲民主党が日本維新の会との選挙協力を匂わせたことについても、違和感を感じると語ります。 田村氏「日本維新の会は、馬場代表自ら「第2自民党」と言っている。自民党の補完勢力。実質与党の一員と共闘するんですか。その錦の旗がないわけです」 安保法制と政権奪取時の協力体制を、2021年時点に戻せばいいのでしょうか。それとも、もう少し違う方法を打ち立てたほうがよいのでしょうか。 田村氏は、「これまでの経過や共闘の財産があり、原点は何も間違っていない」と語り、原点に立ち返るべきと訴えます。 田村氏「憲法通りの政治をやろう、暮らしを大切にしよう、ジェンダーを尊重しようといったところはものすごく大事。訴えるものが何もなければ野合になっちゃうんですよね」
共産党、次の総選挙の目標は全国比例650万票
総理大臣の経験がある野田代表の体制になったことで、安定感が得られたことについては、野党として協力できそうな場面はありますか。 田村氏「新しい代表が維新との関係、一丁目一番地の問題、日本共産党との立ち位置についておっしゃっているので、そこは一番大事なところではないでしょうか」 田村氏は野田新代表と財務金融委員会で一緒に活動していた頃を振り返り、「他党の主張は聞いてくれる人だと思いたい」と期待します。 立憲民主党の論戦の中では、共産党との連携が、時にネガティブな意味合いで使われているように思われる場面が見られましたが、田村氏は、「気持ちのいい共闘の結果、2021年に50を超える小選挙区で勝利した財産がある」ときっぱりと語ります。 田村氏は、「地方など、立憲民主党の個々の議員は共産党だから問題だという思いを持っているわけではない」と説明します。 将来社会に対する考えなどで異なる部分があるから、別の政党を組んでいるとしても、一番失ってはいけないところでがっちりとスクラムを組む。国民に理解してもらうのが重要で、「『立憲共産党』などといったラベリングに屈してはならない」と田村氏は訴えます。 そんな共産党での、衆院選の争点について。先日、中央委員会総会を開催し、選挙運動の方針を示した中に、「政治不信や与党の説明不足の中、共産党の先駆的立場は際立っている」という文言がありました。 そうしたことを広めていく中、共産党の衆院選での目標数値は。 田村氏「党として掲げているのは、全国比例650万票、そして10%得票率を目指す。そして、衆議院の各比例ブロックで議席の上積み、現有確保。沖縄1区、オール沖縄の小選挙区での勝利。小選挙区の候補も奮闘しようということ」 比例を軸に戦っていくとの方針を示しました。