「立憲共産党」といった揶揄に屈してはならない!共産党・田村衆院議員「共闘の一丁目一番地」を語る!
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年10月5日に公開された動画のテーマは「立憲民主党代表選と選挙共闘について」。ゲストに日本共産党・田村貴昭衆院議員をお招きし、2021年に結んだ選挙共闘体制から今日までの変遷や、それに対する共産党の思いを、率直にお話しいただきました。 【このトピックのポイント】 ・立憲・代表選で「共闘の基盤を損なわれた思い」 ・共闘の原点を守れないのは、単なる野合にすぎない ・共産党、次の総選挙の目標は?
田村氏のプロフィールは以下の通りです。 田村氏は、1997年から北九州市議会議員を2期務めた後に、2014年に衆議院議員に比例代表九州ブロックで当選し、現在3期目です。 実は、初当選前には衆議院に3回立候補して落選しました。 田村氏「下り坂のエレベーターをずっと駆け上がっているような感じで、なかなか上がれなかった……」 しかし、北九州から九州沖縄にエリアを広げ、たくさんの仲間ができた時期でもあり「人生にとって貴重な10年間でした」と振り返りました。
立憲民主党との共闘の「一丁目一番地」を損なわれた思い
立憲民主党代表選で、4人の論争を関心を持って聞いていたという田村氏。選挙共闘についてどういう考えか、ひとつひとつの政策についてもどうなのか、という思いがあったと語ります。 泉健太前代表の体制で共闘の再構築を目指す形になりましたが「気持ちのよい共闘が見えてこないですね」と厳しい表情を浮かべます。 「共闘というのは、ひとつの政策目標について、お互いにリスペクトして、支援するもの。すべての選挙区で共産党は立候補を止めるというわけではない。選挙区同士を分け合うのが共闘ではないか。そういう流れができない」と訴えます。 さらに野田佳彦新代表に対しては、「共闘の基盤が基本的に損なわれている状況」と語ります。それは、安保法制に対する野田氏の見解です。 田村氏は、立憲民主党とは、憲法に基づいた政治を取り戻す、ということで協力体制を敷いたと説明します。 田村貴昭氏「その上で安保法制を廃止する方向で共闘してきたのに、一方的に安保法制を存続すると言われても困惑する。しかも、その上で一方的に『共産党とは一緒に政権は担えない』などと言われたら、共闘の基本的なところが損なわれていると思わざるを得ない」 閣外協力に関しても、2021年当時の公党間の約束だとし、「公党間の約束がありながら、一方的にやらないとか無視されるというのはいかがなものか」と訴えます。 田村氏「共闘の一丁目一番地はどうなってしまうのか。市民と野党の共闘の基盤がなくなってしまうことを、問題として捉えざるを得ないと思っています」 とはいえ、「だからといって断絶しているわけでもないし、共闘しないと言っているわけではない」と語る田村氏は、地域的にはさまざまな関係があることを示唆します。 田村氏「原点を見つめて、建設的な話し合いができればいいなと思っている」