【リーグワン】日本の“スーパーマロ”だ! 静岡WTBツイタマが2戦連続3T「仲間のおかげ」
◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第3節 静岡40―34相模原(2025年1月4日 東京・秩父宮ラグビー場) 開幕2連勝中の静岡が相模原を40―34で下し、リーグ創設4季目で初の開幕3連勝を飾った。2試合連続のハットトリックを達成した日本代表のWTBマロ・ツイタマが、こちらも2試合連続のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)を獲得。「(トライは)仲間がディフェンスを破ってスペースをつくってくれたおかげ」と感謝した。 最初のトライは開始1分。中盤でボールを持ったFLクワッガ・スミス主将が左奥のスペースに蹴り込むと、ボールを確保した相手FBのキックをチャージダウン。そのままインゴールで抑えた。スミスも「裏にスペースがあったので、判断して蹴った。普段は練習していないよ(笑い)」と振り返るファインプレーを生かす連係が光った。 10点を追い掛ける後半13分には左の大外でラストパスをもらってインゴールへなだれ込むと、リードを奪った後の同24分は高速ステップでタックラーを瞬時に交わして3トライ目。結果的に6点差の接戦となっただけに、「最終的に勝てて良かった」と胸をなで下ろした。 この日は南ア代表のWTBカートリー・アレンゼと初めて対面で対戦。ともに縦横無尽な動きを見せるため、マッチアップする場面は少なかったものの「世界的なプレーヤーと対戦できて光栄。もっとスタンダードを上げないといけない」と刺激を受けた。2季連続のトライ王へ、通算6トライで暫定首位にも浮上。日本の“スーパーマロ”が、3連勝と好調のチームを支えている。