昔はにぎやかだったのに…年賀はがき、販売初日の客まばら デジタル化進み発行枚数は前年から25%減る
2025年用の年賀はがきが1日、全国一斉に発売された。鹿児島市の鹿児島中央郵便局でも販売が始まったものの、購入者はまばらで、静かな販売初日となった。 【写真】(別カット)1日に発売された2025年用の年賀はがき=1日、鹿児島市の鹿児島中央郵便局
デジタル化による年賀状離れを受け、全国で前年より25.7%減の約10億7000万枚を発行。来年の干支(えと)「巳(み)」をデザインしたものや、1枚あたり5円を大阪・関西万博の準備や運営に寄附できるものなど、7種類ある。 新たな需要を狙い、受け取った人がはがきにあるQRコードを読み取るとギフトを選んで受け取れる「POST&GIFT」も発売。県内は、鹿児島中央郵便局でのみ扱う。 野崎章彦局長(59)は「年賀状には手書きの温かさがあり、心と心をつなぐ日本の伝統文化。若い人にもぜひ送ってほしい」とPRした。配達受け付けは12月15日から。同25日までに投函(とうかん)すれば元日に届く。
南日本新聞 | 鹿児島