武藤嘉紀、総額5億円でリーグ3連覇目指す神戸残留へ…名古屋と争奪戦の末に決断、三木谷浩二会長も慰留努める
今季J1の最優秀選手(MVP)に輝いた神戸の元日本代表FW武藤嘉紀(32)が、神戸に残留することが22日、決定的となった。今季リーグ戦でチーム最多の13ゴールを挙げ、優勝の立役者となったが、神戸との契約延長交渉が難航。そこに名古屋が3億円を超える大型オファーを提示した。一方、神戸も慰留に向け、条件を上げた契約を再提示。ベースの年俸では名古屋を下回ったが、タイトルなどを獲得した際のボーナスを加えれば5億円近くまで上昇する新契約を用意し、武藤も残留を決めた模様だ。 残留交渉には神戸の三木谷浩史会長(59)も加わり、慰留に努めたという。21年夏に神戸へ加入し、J1リーグ2連覇、今季の天皇杯と3つのタイトルをチームもたらした武藤。悲願のACL制覇、リーグ3連覇を目指す神戸にとって、得点源であり、チームリーダーの一人でもある前線の核の残留は大きい。(金額は推定)
報知新聞社