WHITE SCORPION初のワンマンライブを開催「ファンの皆さんを幸せな気持ちに」:レポート
秋元康氏が総合プロデュースするWHITE SCORPIONが9月8日、東京・時事通信ホールでグループ初のワンマンライブ『WHITE SCORPION 1st ONEMAN LIVE ~初撃。~』を開催した。昼夜2回開催の公演となっている。ライブは9月11日にリリースされる初のCD作品、1stミニアルバム『Caution』の楽曲を中心に披露。本番前に公開ゲネプロを実施し、その後囲み取材を行った。以下にその模様をレポートする。 【写真】『WHITE SCORPION 1st ONEMAN LIVE ~初撃。~』公開ゲネプロの模様 WHITE SCORPIONは、IDOL3.0 PROJECT オーディションで選ばれた、秋元康氏プロデュースのアイドルグループ。メンバーはACE、ACO、ALLY、AOI、CHOCO、COCO、HANNA、MOMO、NATSU、NAVI、NICOの11人組。 『WHITE SCORPION 1st ONEMAN LIVE ~初撃。~』と題したグループ初のワンマンライブを東京・時事通信ホールで行った。ゲネプロでは、本番のセットリストから9曲を披露した。(※ゲネプロとは「ゲネラールプローベ」の略で、本公演といっさいが同じ形で行われる総仕上げ的な稽古のこと) ライブはデビュー曲「眼差しSniper」で幕を開け、クールで力強いダンスと歌で観客を魅了した。可愛いアイドルとは一線を画したパフォーマンスで、観る者を引き込んでいく。メンバーのALLYはパフォーマンスについて、「日本のアイドルは可愛いが多いと思うのですが、私たちはかっこいいパフォーマンス、揃っているパフォーマンスを見ていただきたいと思っているので、そこが1番魅力かなって思っています。日本だけではなく、もっと世界に視野を広げたパフォーマンスをこれから磨いていきたいと思っています」とWHITE SCORPIONの魅力を語った。 今回のライブでは、チームに分かれて“カラオケバトル”も実施。キャンディーズの「年下の男の子」、Buono!の「初恋サイダー」、新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」など、昭和、平成、令和の名曲を歌唱。ゲネプロでは、カラオケバトルの最後を飾ったAKB48の「Everyday、カチューシャ」をメンバー全員で披露し、WHITE SCORPIONの新たな一面を見せた。 また、オーディションの最終審査に残ったFINALISTも出演。1stミニアルバム『Caution』に収録されている楽曲「命しか捧げるものがない」を届けた。17人による迫真のパフォーマンスで、WHITE SCORPIONのワンマンライブに花を添えた。 再びWHITE SCORPIONの11人がステージに登場し「雑踏の孤独」でライブ後半戦へ。そして、1stミニアルバム『Caution』のリード曲「動く唇」を披露。ACEのアカペラからスタートするエモーショナルな1曲だ。WHITE SCORPIONらしさを踏襲しながらも、その“らしさ”をブラッシュアップ。成長を感じさせるパフォーマンスだった。 ラストに届けられたのは、WHITE SCORPION初となるミディアムバラード「心が目を閉じる」。葛藤や苛立ちなど、誰もが生きていく中で経験することから、ここからより大きくなっていくために必要な想いが感じられる。メンバーのNAVIはその歌詞の内容に歌いながら涙ぐむ場面もあった。NAVIは、「ライブリハの段階から涙を流していたこともあり、このステージでも涙が込み上げてきてしまいました。歌詞に感情移入してしまうんです」と、囲み取材で目を潤ませた理由を明かした。 ゲネプロ後に行われた囲み取材では、ライブタイトルの『初撃』について言及。タイトルを命名したメンバーのNATSUは、「私たち初めてのワンマンライブということで、皆さんの記憶に衝撃を与えるような、 そんなライブにしたいと思いました。『初撃』という言葉は辞書に載っていない造語ですが、 私たちのワンマンライブがオリジナルの一歩となるように『初撃』というタイトルを命名させていただきました」と、タイトルへ込めた想いを明かした。 初ワンマンライブについて聞かれたメンバーのCHOCOは、「ワンマンライブを開催させていただけることにすごく感謝です。初めてのライブで、まだ私たちの実力が足りてないところもありますが、今できる最大限の演出をしようと、運営の方々、演出の方々が親身になって考えてくださいました。演出だったり流れを作っていく中でも、私たちに演出の理由(意図)を知ってもらおうというところから始まりました。(ステージを)話し合いながら作り上げていくところもあったので、ライブの裏側を知れて、さらに感謝の気持ちを持てるようになりました。ファンの皆さんを幸せな気持ちで帰して、私たちのパフォーマンスで笑顔をお届けできるよう頑張りたいです!」と、本番への意気込みを語った。