メルセデスがEQBの改良モデルを発表。バッテリー容量を拡大したほか、最新デザインを採用しスタイリッシュに変身
バッテリー容量を70.5kWhに拡大し、航続距離が557kmに延長
メカニズムに関しては従来モデルのものを踏襲しながらも、バッテリー容量を拡大している。 EQB 250+はフロントアクスルに交流同期電動機が搭載され前輪を駆動する。最高出力は190ps(140kW)、最大トルクは385Nmを発生。十分な加速力を持ちながら、内燃機関の自動車からの乗り換えであっても違和感を感じないスムーズな制御をしている。 EQB 350 4MATICはフロントアクスルに交流誘導電動機を1基、リアアクスルに交流同期電動機を1基搭載する4輪駆動モデルとなる。最高出力は292ps(215kW)、最大トルクは520Nmを発生。前後アクスル間のパワーバランスを走行状況に応じて毎秒100回の頻度で高度に調整する。 リアの電気モーターをメインとして、高負荷時等にフロントの電気モーターをサポートとして使うことで電力量消費率を最適化すると同時に、フロントアクスルの誘導モーターの部分負荷域における引きずり損失を最小限に抑えることを基本思想としている。 EQBの高電圧バッテリーはリチウムイオン電池を採用しており、前後アクスル間のフロア部に搭載されている。EQB 250+のバッテリー容量は従来型が66.5kWhなのに対して70.5kWhに拡大。WLTCモード一充電走行距離は従来型が520kmに対して557kmに延長している。 充電については、6.0kWまでの交流普通充電と、100kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。 価格は従来モデルよりも若干下げられており、EQB 250+が811万円、EQB 350 4MATICが899万円としている。
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