アニメ作家・久里洋二さん、老衰のため死去 96歳 「最後まで皆から愛された芸術家でした」
アニメ作家の久里洋二さんが11月24日、老衰のため亡くなった。96歳。15日、公式サイトで発表された。 【写真】11月に88歳で亡くなった漫画家・楳図かずおさん 同サイトでは、「クリ ヨウジ 訃報のお知らせ」と題し、「久里洋二(くりようじ、本名・栗原英夫、くりはらひでお)が11月24日(日)老衰ため逝去いたしました。96歳でした」と報告。「通夜・告別式はご遺族の意向により、近親者のみにて執り行われました」と伝えた。 続けて、「大切な父を失うことは非常に残念で悲しいことです。突然の死を受け入れることは本当に難しいものです。最後まで皆から愛された芸術家でした」と心情を記し、最後に「故人生前に腸りましてたご厚誼に深く感謝しますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と結んだ。 なお、「お別れの会の予定は現在ところ未定」「誠に勝手ながらご香典お供花お供物はご辞退させていただきます」と発表している。 久里さんは1928年4月9日、福井県出身。代表作は『人間動物園』『二匹のサンマ』『殺人狂時代』など。その作品は国内だけでなく、世界的に評価が高く、ヴェネチア国際映画祭青銅賞、アヌシー国際アニメ映画祭ACFA功労賞など、さまざまな賞を受賞している。