レバノンで新たに100人超死亡 イスラエル軍、首都ベイルートも初攻撃
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【9月30日 AFP】イスラエル軍はレバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラ(Hezbollah)の拠点への攻撃を続けており、レバノン保健省は29日夜、同日の死者数は105人、負傷者は359人に上ったと発表した。また治安筋によれば、30日未明には首都ベイルートが攻撃を受け、2人が死亡した。昨年10月7日のイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの奇襲攻撃以降、ベイルートが攻撃されたのは初めて。 イスラエルは、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)からレバノンに攻撃の主軸を移し、23日以降、空爆を激化。27日にはベイルート南郊で大規模攻撃を行い、ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師を殺害した。 レバノン保健省は、29日に南部の主要都市サイダ(シドン、Sidon)近郊で空爆による死者が出たとし、東・南部およびベイルート周辺でも数十人が死亡したとしている。 治安筋は、ベイルートでイスラエル軍による無人機攻撃の標的になったのは、武装組織「ジェマ・イスラミア(Jamaa Islamiya)」メンバー2人が所有するアパートだとしている。(c)AFPBB News