先週の流入額上位-新規設定の「アジア半導体関連フォーカスファンド」がランクイン
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2024年7月16-19日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、SBI岡三アセットマネジメントが17日に設定した「アジア半導体関連フォーカスファンド」(愛称:ライジング・セミコン・アジア)が第5位となった。
「アジア半導体関連フォーカスファンド」は外国籍ファンドへの投資を通じて、実質的に、日本を含む世界各国の取引所に上場しているアジア半導体関連企業の株式に投資する。アジア半導体関連企業とは、半導体産業の成長の恩恵を業績面で受けるアジアの企業を指し、外国籍ファンドでは、成長性や株価バリュエーションなどを踏まえて、35~65銘柄でポートフォリオを構築する。外国籍ファンドの運用は、米独立系資産運用会社であるニューバーガー・バーマン・グループの100%子会社であるニューバーガー・バーマン・インベストメント・アドバイザーズが手掛ける。
同ファンドの他には、「日経225ノーロードオープン」が新規にトップ10入りした。5月27-31日以来7週ぶりのランクインとなる。
先週の純資金流入額トップは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」。約535億円の純資金流入となり、先々週(7月8-12日)の3位からアップして、6月17―21日以来4週ぶりのトップとなった。同ファンドは16日に決算を行い、分配金(1万口当たり、税引前)を400円とした。
同ファンドのほかには、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)、「HSBC インド・インフラ株式オープン」、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Bコース(為替ヘッジなし)」、「iFreeNEXT FANG+インデックス」、「野村 世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」が先々週に続いてトップ10入りした。
一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「楽天・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:楽天・S&P500)、「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・オールカントリー)がトップ10圏外となった。
武石謙作