『民王R』で前作に続き主演を務める遠藤憲一

　10月22日、遠藤憲一主演のドラマ『民王R』（テレビ朝日系）がスタートした。人気を博した『民王』から9年ぶりの新作とあって注目を集めているが、インターネット上では“クセが強い声”の出演者に不満の声があがっている。 【写真】『民王R』で視聴者イライラの声の主 　2015年に遠藤と菅田将暉のW主演でドラマ化された『民王』は、池井戸潤氏の同名小説が原作。遠藤演じる総理大臣・武藤泰山（むとうたいざん）と菅田演じるおバカな息子とで、互いに中身が入れ替わる奇想天外なストーリーで、深夜ドラマながら話題になった。 　今回の『民王R』は、総理の泰山と国民の誰かが毎回入れ替わるストーリーだ。 「第1話では、前作の主要キャストである高橋一生さんがサプライズ出演し、ナレーションを菅田さんが担当するなどファンには嬉しい演出がありました。初回は歌手でタレントのあのさんと遠藤さんが入れ替わる物語で、あのさんのガニ股や眉間のシワ、低い声でのセリフがSNSで話題になっています」（芸能記者） 　そんななか、Xでは今作から新たに加わったアイドルグループ・なにわ男子の大橋和也に対して、辛辣な声があがっている。 《民王いきなりカスカス声出てきてドン引き！ 前のが良かった！》 《女性は予想以上にしっかり聞き取れるけどこの若い男性は声が通らなくてセリフ聞き取りずらい》 《民王に出てる声カッスカスの人だれ》 《民王のジャニーズの人、多分標準語の設定なのに関西弁混じってるから見てて凄い違和感》 　大橋は、泰山の後援会長を務めている父親の“コネ”で書生になった田中丸一郎太（たなかまる・いちろうた）役を演じている。 「大橋さんはハスキーボイスが特徴的で、関西弁と明るい性格で多くのバラエティ番組に出演しています。田中丸という人物もピュアな青年で、大橋さんは関西の訛りのイントネーションで話すなど普段に近い姿で演じていました。そのため、バラエティでの印象が抜けず、違和感を抱く視聴者もいたのかもしれません」 　そんな大橋は、2022年のドラマ『消しゴムをくれた女子を好きになった。』（日本テレビ系）で主演を務めたが、俳優業に関して、以前から不安がささやかれていた。 「これまで、大橋さんは深夜ドラマに出ることが多く、ゴールデンタイムの連続ドラマは少なかった印象です。バラエティ番組では、彼のハスキーボイスと関西弁は場を盛り上げる武器になるでしょう。 　ただ、俳優としては、設定に応じて声色を変えたり、標準語で話さないと、演じる役柄が限定される可能性があります。実際、ドラマのレギュラー出演自体が2年ぶりですからね」（前出・芸能記者） 　毎回“ランダム”に主人公と入れ替わる人物が異なる今作。遠藤と大橋がチェンジしたとき、“声”の評価はいかに――。