レッドソックスがソトに続きTヘルナンデスに照準「吉田正尚を追い出しにかかっているのか」
レッドソックスの吉田正尚外野手(31)の立場が危うくなっている。レッドソックスはヤンキースからFAのフアン・ソト外野手(26)と獲得交渉し、メッツ、ヤンキース、ブルージェイズらと争奪戦を繰り広げているが、一方でドジャースからFAのテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)もターゲットとしている。 米メディア「FANSIDED」は「テオスカーとレッドソックスの相性は完ぺきすぎる。ブルージェイズに在籍していたのでア・リーグ東地区に精通している。チームは外野手が余っているが、トレード市場ではそうした選手の一部を移籍させる見込みが残っている。ボストンは右打者の力を加える必要に迫られ、彼なら簡単にできるだろう。ソトを獲得できなかった場合、単なる慰め以上の存在になる」と訴える。 そんな中で微妙になってくるのが吉田の立場だ。今季はケガもあって108試合で打率2割8分、10本塁打、56打点と昨年を下回る不本意な成績に終わった。3年目の結果を求められるが、大物加入なら出場機会がさらに減ることは避けられず「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール氏は「チームは吉田を放出することでより多くの資金を捻出したいと考えている」とトレードの可能性を指摘している。 また「スポーツイラストレイテッド」も「チームは右利きの才能を加えることを目指しており、ラインナップに調整が必要だ。健康であれば球界有数のコンタクトヒッターになる可能性を秘めているが、わずか2シーズンの間に彼の役割はフルタイム外野手からほとんど守備につかない指名打者へと変わった」とシビアに報じている。あと3年の契約期間を残していることで需要は限られるが、ファンの間では「球団は吉田を追い出しにかかっているのか」との見方もされ、その立場は流動的だ。
東スポWEB