「1番・DH」大谷翔平、2打席目に右前適時打 2戦連続20号なるか
◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(17日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド) 【動画】大谷翔平の第2打席 ライトへ痛烈なヒット! ドジャース・大谷翔平投手(29)が17日(日本時間18日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点リードの2回2死二塁の2打席目に右前適時打を放った。 ロッキーズの先発はキャル・クワントリル投手(29)。22年に15勝を挙げた経験もある実績ある右腕で、今季はここまで14登板で6勝4敗、防御率3・30の成績を残している。大谷はこれまで9打数2安打で本塁打はなし。1日(同2日)にドジャースタジアムで対戦した際には、左飛、四球、空振り三振と無安打だった。初回先頭の1打席目は、カウント2―2からシンカーに反応。打球速度107・8マイル(約173・5キロ)という鋭い当たりを中堅方向にはじき返したが、二塁ベース寄りを守っていた遊撃手正面へのゴロに倒れた。2回2死二塁の2打席目は右前適時打。打球速度107・3マイル(約172・7キロ)の鋭い打球で一、二塁間を破った。さらに続くスミスの三塁打で激走し、一気に本塁に生還した。 前日16日には、今季初となる1試合での2打席連続本塁打。2打席目には大谷らしい中堅左への451フィート(約137メートル)弾を放ち、「あそこの方向に飛距離が出てるということはまず、いい状態じゃないかなと思うので。いい気持ち、感覚だったなと思います」とうなずいていた。 ドジャースに移籍した今季は、1番ベッツ、3番フリーマンの間に挟まれる2番に座ってきた大谷。だが、ベッツが前日16日に左手に死球を受けて骨折して離脱したため、ベッツの休養日だった5月18日(同19日)の本拠地・レッズ戦以来、今季2度目となる1番に入った。ベッツ、山本が離脱する厳しい状況だが「キーになる選手が抜けるというのは、打線の中でのアプローチも変わると思いますし、もちろん打順も変わってくる。みんなでカバーしていくしかないのかなと思います」と話していた。
報知新聞社