阪神ファンは待ち望んだ 燃え上がるような戦いを見たい 藤川監督ならできる 松村邦洋が熱烈エール
V奪還を目指す阪神・藤川球児新監督(44)への期待を示す企画「球児虎にエール」。今回は藤川監督と親交のある、ものまねタレントの松村邦洋(57)が熱烈なエールを送った。 「阪神ファンは待ち望んだ。藤川球児監督。見てみたいという夢がかなった。もう楽しみであり、うれしい」と思いがあふれた。 今でも年間20試合以上の阪神戦に足を運ぶ大の虎党。今年も安芸での秋季キャンプも現地でしっかりと“視察”した。「藤川監督は(指導で)走り回っていましたよ。選手と一緒になって汗かいて、監督だけど兄貴的な存在に見えました」と印象を明かした。 これまで節目には律義な藤川監督から連絡が届いてきた。現役を引退した時にはメールをもらい、今回も新監督就任が決まった際には同じように松村のもとに決意のメッセージが届いた。 「やってやりますよ。見ていてください」 この言葉を受け取った松村は「藤川監督らしい」と目を細める。「ドラフト1位で入団してからなかなか結果が出ずに苦労された。さらに松坂世代で周りは松坂がすごい、すごいって騒ぐ。いつクビになってもいいような状況だった。それでも、はい上がって大きくなった」。人一倍の反骨心で苦難を乗り越えた経験があり、「同じ苦しい状況の選手に寄り添えるはず」と期待。一方で「岡田監督と同様にクリーンアップでも2軍に落とすくらいの厳しさも見せるのでは」とも予想した。 近頃はドジャース・大谷の活躍もあって大リーグが注目されがち。「もちろん大谷さんはすごすぎるんですけど、もっと国内のプロ野球も盛り上がってほしい。やっぱり伝統の一戦ですよ。巨人の阿部監督と藤川監督は年齢も近いし、バチバチやってほしい」と語り、「横綱が巨人かもしれませんけど、横綱をひっくり返す大関というのは阪神でなきゃいけない。燃え上がるような戦いを見たい。藤川監督ならそれができる」と熱望した。 最後に松村は新監督もお気に入りのモノマネを披露。選手時代の藤川監督が飛躍のきっかけをもらった前任の岡田彰布監督になりきり、「俺の後がおまえでよかった。好きにやったらええよ、お~ん、普通にやったらええ」とエールを送った。 ◆松村邦洋(まつむら・くにひろ)1967年8月11日生まれ。山口県出身。学生時代、アルバイト先のテレビ局で片岡鶴太郎の目にとまり芸能界入り。高田文夫氏のモノマネ「バウバウ」でブレーク。モノマネは芸能人、スポーツ選手、政治家など数々のレパートリーを持つ。野球好きで知られ、10年以上にわたりデイリースポーツで特命応援団長を務め「週刊タイガース新聞」などのコラムを連載。芸能界屈指の歴史通でもある。