迎春準備 出雲大社で「御煤払(おすすはらい)」国宝本殿のちりやほこりをきれいに(島根)
山陰中央テレビ
出雲大社で20日、この1年にたまったちりやほこりを落とす「御煤払(おすすはらい)」が行われました。 今シーズン一番の冷え込みとなった中、出雲大社では、国宝の本殿にこの1年にたまったちりやほこりを落とす年末恒例の「御煤払」が行われました。「御煤払」は毎年12月20日に行われ、15人の神職が長さ4.5メートルの大笹や、先端に和紙が取りつけられたはたきを使って、この1年に軒下や梁にたまったちりやほこりを丁寧に払い落としていきました。本殿は日ごろ宮司など限られた神職だけが立ち入りを許される聖域で、神職たちは緊張した面持ちで作業にあたっていました。 出雲大社ではこの後、26日までにすべての社殿のすす払いを終え、27日に神前に供える水を汲む井戸を清める「御饌井祭(みけいさい)」、そして31日に「大祓(おおはらえ)」や「除夜祭」が営まれ、新春を迎えます。 出雲大社では、正月3が日にコロナ禍前とほぼ同じ、70万人の参拝客を見込んでいます。
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