和風建築に華やかな羽子板ずらり 更上閣(青森・八戸市)で19日まで
青森県八戸市の三八五交通(小笠原修社長)は、同市本徒士町の国登録有形文化財・更上閣で「正月飾り 羽子板展」を開いている。約120点の華やかな押し絵羽子板が歴史ある近代和風建築の建物を彩り、来場者の目を引いている。19日まで。 今回で6回目。羽子板は厄よけや無病息災といった意味を持ち、健やかな成長を願って生まれて間もない赤ちゃんに贈るもので、それぞれに「情緒豊かに育つように」「行儀の良い子になるように」といった願いが込められている。 会場では、あでやかな女性や歌舞伎役者などを描いた大小さまざまな羽子板を展示。三八五交通総務課の慶長みすずさん(40)は「大きいものや歌舞伎役者といった迫力のあるものも増えたので、ぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。 観覧料は200円(高校生以下無料)で、全額を市の文化事業に寄付する。土日祝日は、子ども向け無料着付け体験やミニ羽子板作り体験(材料費500円)も行う。