Netflixシリーズ『T・Pぼん』場面写真(c)Fujiko-Pro (c)2024 Netflix

藤子・F・不二雄の生誕90年を記念するアニメとして、Netflixシリーズ『T・Pぼん』のシーズン1が5月2日、シーズン2が7月17日より世界独占配信される。このたび、若山晃久や種崎（崎はたつさき）敦美、宮野真守ら豪華声優陣の声が吹き込まれた初の映像となる、興奮と感動あふれる大冒険の一部を映した“すこし不思議”でエモーショナルな本予告が公開された。 【フォト】「T・P ぼん」関連画像を見る 『T・Pぼん』は、『ドラえもん』に『パーマン』、『キテレツ大百科』と世代を超えて愛される作品を創造し、あらゆるエンターテインメントに影響を与え続けている藤子・F・不二雄が生んだマンガを原作とするSFアドベンチャーだ。物語は、名前の通り何をやっても平凡な中学生の並平凡に、ある日全く平凡じゃない事態が訪れるところから始まる。 このたびの映像ではいきなり、凡の友人がマンションの部屋から転落してしまい、辺り一面が血に染まる……という、ショッキングなシーンが映し出される。このシーンだけで、本作のチャレンジングかつ異彩を放つ作品であることが一目で伝わってくる。 ショックで固まる凡の前に現れたのは、不思議なヘルメットと制服に身を包んだ見た目からして完全に“未来人”なタイムパトロール隊員のリーム・ストリームだった。そして、やけに冷静沈着な彼女が「巻き戻しでいくしかないわね…」とつぶやくと、時間は事故が起きる前に巻き戻り、友人の死は起きなかったことになっていた。 この出来事をきっかけに、凡は全世界のあらゆる歴史の中で不幸な死を遂げた人々をひそかに救う未来の組織“T・P（タイムパトロール）”の新米見習い隊員になる。先輩のリーム、そして自分のことを優秀な隊員だと思っている生物ブヨヨンと一緒に、ピラミッドが建築された頃のエジプトや、戦乱の世の日本、ギリシアでのペルシア戦争……といった、あらゆる時代にタイムスリップする。 最初は旅行気分で調子に乗ったりとのんきだった凡だが、あらゆる歴史の凄惨な事件・不幸な事故を目にするにつれ、人助けへの使命感を燃やしていく。“T・P”には、「歴史の流れに影響ある人物を救助してはならない」といったルールが多数定められており、それは歴史のタイムラインに大きな影響を与えないための鉄則なのだ。そのルールを守りながらの人助けに、凡やリームは葛藤し悩み、ときには失敗しながら、それでも任務に果敢に挑んでいく。 映像の中では「私たちにできることは、大したことじゃない」「誰彼区別することないよ」「私、逃げたい…」「一人ひとりに家族があるんだぞ」「私が平気だとでも思ってるの!?」など、2人の心からの叫びも語られる。救える命と救えない命がある中で、「それでも…僕たちタイムパトロールは命を救う」との言葉が響く。一人前の隊員を目指す凡とリーム、ブヨヨンの壮大な大冒険の果てには、いったい何が待っているのだろうか。 歴史上の出来事に入り込み謎を解き明かすミステリー要素、命と向き合うヒューマンドラマ要素、そしてクスっと笑えるギャグ要素に加え、楽しみながら”ためになる世界の歴史”を学べる知育的な要素も盛り込まれた本作。 藤子・F・不二雄は「僕にとっての『SF』は、サイエンス・フィクションではなくて、『すこし不思議な物語』のSとF」と、独自の理念で作品を生み出してきた。日常を描いた作品とは少し異なり、エキセントリックな切り口で臨んだ、大人も子どもも楽しめる“SF：すこし不思議”な歴史冒険譚に注目だ。 Netflixシリーズ『T・Pぼん』のシーズン1は5月2日、シーズン2は7月17日より世界独占配信される。 Netflixシリーズ『T・Pぼん』 シーズン1：5月2日（木）、シーズン2：7月17日（水）世界独占配信 【キャスト】 並平凡（なみひら ぼん）：若山晃久／リーム・ストリーム：種崎（崎はたつさき）敦美／ブヨヨン：宮野真守／安川ユミ子：黒沢ともよ 白石鉄男：日笠陽子／柳沢：伊藤節生／白木陽子：白砂沙帆／ゲイラ：加瀬康之 【スタッフ】 原作：藤子・F・不二雄 監督：安藤真裕 シリーズ構成：柿原優子 メインライター：佐藤大 キャラクターデザイン・総作画監督：佐藤雅弘 メカニカルデザイン：玉盛順一朗 美術デザイン：綱頭瑛子 美術監督：大西達朗 色彩設計：中山しほ子 撮影監督：張盈頴 3DCG監督：三宅拓馬 編集：高（高ははしごだか）橋歩 音響監督：若林和弘 音響効果：倉橋静男、西佐知子（サウンドボックス） 音楽：大島ミチル 企画協力：藤子プロ アニメーション制作：ボンズ 製作：Netflix ※張盈頴の頴の左下は示すではなく禾 (c)Fujiko-Pro (c)2024 Netflix