状況別!砲台グリーン周りからの攻め方&寄せ方をアプローチ上手なツアープロが伝授【前編】
グリーンが砲台になっているコースは良いスコアが出にくいと言われる。理由はグリーンに乗せにくくアプローチも難しいからだ。そこで、「週刊ゴルフダイジェスト」11月19日号では、砲台グリーンを外した時のアプローチテクニックを服部雅也プロが教えてくれている。「みんなのゴルフダイジェスト」では、誌面を前半と後半に分けて紹介。寄りにくい理由やミスしやすい原因を頭に入れておくだけで、砲台の攻略方法が見えてくるぞ!【全2回中1回】
砲台グリーン”下段から攻める場合”
GD 砲台グリーンのアプローチで注意することはなんですか。 服部 グリーンが砲台になっているときは、グリーン面が高い位置にあるのでボールを上げようとする動きが入りやすくなることです。 GD 顔が上がりやすくなるということですか。 服部 そのとおりです。たとえば、砲台の下にボールが止まっていて、ライがフラットな場合。まずは目の前の斜面に当たらないように打ちたいのでフェースは少し開いて構えます。あとは左足母趾球に体重を乗せたまま、体が前後に動かないように振ることです。 GD 砲台グリーンって距離感が合いにくくないですか? 服部 グリーン面が見えないのでイメージが出しにくいです。さらにバックスピンが解ける前に着弾するので、スピンが利いてしまい、思ったよりショートしやすいんです。普通の距離感の1.25倍くらいの強さで突っ込んでいいと思います。
下段からアプローチするときの攻め方
グリーン面が高いのでバックスピンがほどける前に着弾する。そのためボールは止まりやすくなるので、思い切ってピンの根元に落とすくらいのイメージで打つのがいい。
下段からアプローチするときの構え方
ボールを上げようとすると体が前後に動きやすくなる。高さを出しやすくするために構えでフェースを少し開いて、体重は左足母趾球。その体重配分のままスウィングする。
下段からアプローチするときの打ち方
左肩のポジションが変わらないように意識。ボールを上げようとするとどうしても右肩が下がりやすくなる。左肩を下げるくらいのイメージを持ちながら振ると左肩の高さがキープできる。