北陸放送

能登半島地震で被害を受け、二重債務で苦しむ事業者などを支援するための相談窓口が七尾市に開設され、2日開所式が行われました。 【写真を見る】能登産業復興相談センター 七尾商工会議所に設けられたのは、能登産業復興相談センターです。 開所式では、中小企業庁の須藤治長官が、能登に伝わる文化や伝統、産業を絶やさず、次の世代に繋ぐためには経済を回すことが不可欠だと挨拶しました。 この相談センターは、中小企業庁が設置したもので、コロナ融資などとの二重債務を抱えた事業者や被災した事業者への資金繰りの支援など、さまざまな相談にワンストップで対応します。 また、県や地域の金融機関などが共同で設立した、総額100億円の能登半島地震復興支援ファンドを活用し、債権の買取支援なども提案します。 能登産業復興相談センター・新古哲也センター長 「二重債務問題を抱えて、どうすればいいか分からない事業者の方にこちらから支援するところが一番大きな目的」 相談の対象となるのは、七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、穴水町、能登町の中小企業や小規模事業者で、石川県が設置した窓口と連携し、補助金と資金繰りの両面から支えていきます。