「新地の土器niドッキドキ!」福島県新地町で縄文文化企画展 「新地式土器」など200点以上展示
福島県新地町の縄文文化企画展「新地の土器niドッキドキ」は7日、町文化交流センターで始まった。15日まで。町民らが訪れ、古里の歴史ロマンに思いをはせている。 3村合併記念事業の一環。町内には、鹿狼山に住む神様が海に手を伸ばして貝を食べ、途中に貝殻を捨てて貝塚ができたという物語が伝わっている。新地貝塚や三貫地貝塚からは貴重な出土品が見つかっており、展示会でで改めて紹介しようと企画した。 新地貝塚から見つかった縄文時代後期の土器には、粘土粒を貼り付けた特徴的な装飾が施されており、「新地式土器」と呼ばれている。出土した土器や土偶、石器、獣の骨、アクセサリーなど200点以上を展示している。人骨のレプリカや、町内の小学生が制作した土器も並べている。 入場無料。時間は午前10時から午後6時まで。 初日はオープニングセレモニーの後、ギャラリートークを催した。郡山女子大短期大学部教授の会田容弘さん、元県立博物館学芸員の森幸彦さんが、出土品から探る当時の食文化や災害の歴史などを紹介した。
(相双版)