父タイガーを超えた!? 355Yをワンオンするチャーリー・ウッズの最新スウィングを徹底解説!
昨年末のPNC選手権でタイガーの息子、チャーリーが身長も飛距離も大きく成長した姿を見せた。355ヤード・パー4のワンオンショットで、ギャラリーのド肝を抜いたチャーリー・ウッズの最新スウィングを、女子プロのコーチでスウィング解説に定評のある横田英治が徹底分析した。 2024年、23年、22年のチャーリー・ウッズの進化するドライバーショット【連続写真】
軌道もフェース使いもまったく別モノに劇的進化
一番驚いたのは、1年ごとにスウィングが大きく変わっていることです。 12歳のときは、クラブの動きに任せるキッズスウィングでしたが、13歳になって腕力でクラブを制御するアスリートスウィングになりました。 そして、14歳になった現在は、体の回転でオンプレーンに振るスウィングに進化しています。 僕はこれまで多くの選手を指導してきましたが、たった3年間でこれほどスウィングを変えられるプレーヤーを知りません。 全盛期から次々とスウィングをモデルチェンジしていったタイガーのDNAは、ここに受け継がれているのかなと思います。
現在のチャーリーくんのスウィングは、まるでマキロイのように左腕を伸ばして深く捻転したトップから、地面反力をフルに使って、大きなハンドファーストでインパクトしています。 フェースローテーションは極めて小さく、PGAツアーで流行している最新型のスウィングを完全にモノにしています。
あえて難点を挙げるなら、テークバックで頭が少し右に流れる動き。これは、ジュニア時代の名残で、ミート率を下げてしまう動きです。いまの体力であれだけのスピードを出すためにそうなっていますが、体幹ができ上がってくるにつれて消えていくと思います。 いまのところ、ウィークグリップで球を操るスウィングのタイガーとは違う方向に進んでいますが、もしかすると、1年後、またアッと驚くスウィングで登場するかもしれません。 週刊ゴルフダイジェストの2024年1月30日号では、23年末のPNC選手権に出場したタイガー・ウッズのスウィングも横田英治プロが解説! そちらも是非ご覧ください。 PHOTO/ Stan Badz THANKS/ PNC選手権 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年1月30日号「チャーリー・ウッズ14歳を追っかけ!」より
週刊ゴルフダイジェスト