だんごけぇ、じゅうねんあえ、都路風汁… 「都路方言で郷土料理教室と試食会」 福島県田村市都路町
方言と郷土料理の教室を組み合わせたユニークな取り組みは7月27日、福島県田村市都路町で開かれた。 都路の方言や郷土料理の継承、地域交流を目的に「都路方言で郷土料理教室と試食会」と題して開いた。都路民話の会の主催。地区の住民約40人が参加した。 都路保健センターで調理した。メニューは、だんごけぇ(だんごがゆ)、インゲンのじゅうねんあえ、都路風汁など9品。参加者が方言で、互いに教え合いながら調理した。 試食会は、福島復興風力管理棟で開いた。都路民話の会メンバーが民話を披露。福島大の半沢康教授が「食の方言」と題し講話した。座談会も開き、郷土料理の継承について意見を交換した。 郷土料理を担当した渡辺徳子さんは、「この機会をきっかけとして、家庭で郷土料理を食べて、子どもや孫にぜひ作り方も継承してほしい」と話していた。 都路民話の会は、2024(令和6)年度文化庁委託事業で「田村の民話集」の作成を進めている。
(県南版)