力石政法、大橋ジム移籍後初戦の前日計量パス 世界王座に返り咲いた兄の矢吹正道に「負けていられない」
プロボクシングの61キロ契約10回戦（東京・後楽園ホール）の前日計量が16日、東京・文京区のblue－ing！で行われた。IBF世界スーパーフェザー級3位の力石政法（30）＝大橋＝は60・8キロ、フィリピン同級王者のアルネル・バコナヘ（30）＝フィリピン＝は60・5キロでともに1回でパスした。 LUSH緑ジムからの移籍後初戦で世界前哨戦に臨む力石は「1ラウンドから（パンチを）振り回します」と早期KO勝利を予告した。世界初挑戦を見据えて7月に大橋ジムへ移籍。「自分でもわくわくしている」と日本最高レベルの環境で練習を積んだ自身の成長に期待した。 兄で元WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道（32）＝LUSH緑＝が、12日に愛知県国際展示場で、IBF世界同級王者だったシベナティ・ノンシンガ（25）＝南アフリカ＝に挑戦し、9回TKO勝ち。世界王座に返り咲いた。セコンドに入って兄のサポートをした力石は「僕も負けていられない」と大いに刺激をもらってリングに上がる。 興行は動画配信サービスのLeminoで午後5時45分から無料生配信される。プロ戦績は力石が16戦15勝（10KO）1敗、バコナヘが25戦17勝（12KO）8敗。（尾﨑陽介）
