【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、開幕直後に水原一平被告が違法賭博に関与したスキャンダルに巻き込まれた。調査が進むにつれて大谷の潔白は強まり、水原被告の罪が明らかになっている。14日（日本時間15日）に行われた審問の様子を米メディア『アスロンスポーツ』のジェフ・ビルブレイ記者が報じた。 【写真】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング 　水原被告は14日、ロサンゼルスの裁判所で銀行詐欺と税金詐欺の容疑に対して無罪を主張した。水原被告は、大谷の銀行口座から1600万ドル（約25億円）以上を窃盗し、違法賭博の借金を相殺した罪に問われている。それだけなく、水原被告は歯科治療に6万ドル（約936万円）、野球カードに32万5000ドル（約5070万円）など、大谷の資金を個人的な出費に使ったとも伝えられている。 　罪状認否の際、ジーン・P・ローゼンブルース連邦判事は水原被告に対し、銀行詐欺1件と虚偽申告1件に応じるよう指示した。銀行詐欺罪は最高で30年の懲役刑、税金詐欺罪は有罪になった場合、最高で3年の懲役刑の可能性がある。 　ビルブレイ氏は「5分足らずで終了した短い審問で水原は大陪審による起訴を見送ることを選んだが、後日罪を認める意向である」と報じている。