海自、不法投棄で免職処分 救難艦の海曹長ら2人
海上自衛隊呉地方総監部は8日、香川県と兵庫県の沖合で21年11月、海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」から不要になった塗料缶など計41個を不法投棄したとして、羽熊博幸海曹長(54)と兵藤祐也3等海曹(31)を免職、海士長(27)を停職12カ月の懲戒処分とした。 羽熊海曹長は「私の軽率な指示で他2人が海中投棄をするきっかけとなり大変申し訳ない」と話しているという。 3人は21年11月、塗料やニス、グリースが入った缶や容器41個を不法投棄したとして、第6管区海上保安本部(広島)などの合同捜査本部により、海洋汚染防止法違反の疑いで22年2月に高松区検へ書類送検されていた。