飛距離はお金で買える時代になっている!? 壊れたワケではない古いドライバーの“買い換え時”とは?
9年前のドライバーでは最新モデルにかなわない
筆者は1974年生まれの団塊ジュニア世代ですが、ゴルフを一緒に回るのは50代、60代、70代の年上世代が圧倒的に多いです。その理由は筆者が元ゴルフ雑誌編集者ということもあり、乗用カートの運転やリモコン操作に慣れていること、ボール捜しが得意なこと、グリーン周りに置き忘れたクラブを拾ってくれること、要するにキャディーのような動きをするのが助かるみたいです。そんなわけでもうすぐ50歳になるにもかかわらず、同組の中では最年少というメンバーでいつもラウンドしています。 【写真】「GT2」はマジで飛ぶ!? 最新売れ筋ドライバートップ10をチェック
先輩方とラウンドしていてビックリするのは、ドライバーの飛距離がほとんど変わらなくなってきたことです。5年前はドライバーでナイスショットしたとき先輩方よりも20ヤードくらい先まで飛んでいた気がするのですが、最近は自分のナイスショットと先輩方のナイスショットが同じ位置にあります。 そのボール位置を見て「えっ、あの当たりでここまで飛んでいるの!?」と思わずにはいられません。先輩方には失礼ですが、ヘッドスピードは筆者のほうが明らかに速いですし、ボールにフェースが当たったときのインパクト音も筆者のは「バチン!」というイメージなのに対して先輩方は「ポーン!」というイメージです。それなのにボールはティーイングエリアから220ヤードくらいの地点に並んでいるのです。 ただ、そこからグリーンを狙うショットは、筆者が7番アイアンを握るときに先輩方は5番ユーティリティーを握っていますから、ドライバー以外のクラブは2番手分くらいの飛距離差があります。つまり、ドライバーだけが飛んでいるのです。 そして次のホールで先輩方が使っているドライバーを確認すると、ほとんどの場合テーラーメイド社かキャロウェイ社の最新モデルを使っています。筆者のドライバーは2015年に購入した日本メーカーのモデルで、これまで何の不満もなく使っていたのですが、最新ドライバーの飛距離性能がこれほどまで高いと、「さすがにそろそろ買い換ええどきなのかもしれない」と思うようになりました。 そういえば2カ月ほど前に中古ゴルフショップの前を通りかかったとき、筆者が使っているドライバーが販売されているのを見かけたことがありました。思わず手に取って、いくらなのか確かめたら3980円でした。それを見た瞬間「そんなに安いの!?」と声が出そうになりました。筆者のドライバーも9年前は新品で、それを7~8万円で購入したのです。 一方で、9年前のモデルと最新モデルに価格差をつけるとしたら、そのくらいの価格になるのは当然という気もしました。だって先輩方が使っている最新ドライバーは明らかに飛んでいますし、フェースのセンターを外したときの飛距離ロスも間違いなく少ないです。