東レキャンペーンガール43年の歴史に幕…健康美で山口智子、藤原紀香らブレイクも2020年から水着での広告取り止め
山口「東レの水着を纏い、体当たりで突進した経験は宝物」
東レ株式会社は6日に公式サイトを更新し、今年12月31日をもって、「東レキャンペーンガール」の起用を終了することを決定したと発表した。1981年に「東レ水着キャンペーンガール」として始まり、山口智子、藤原紀香、杉本彩、菊川怜ら著名俳優を輩出してきたキャンペーンだったが、同社は「一定の役割を終えた」としている。 【写真】“最後の東レキャンペーンガール”間瀬遥花の全身ショット 併せて公開された広告で山口は「東レの水着を纏い、体当たりで突進した経験は、私の人生の宝物です」などとコメントしている。 東レは公式サイトで、東レキャンペーンガールの歴史を振り返りつつ、今回の決断理由を説明した。 「東レキャンペーンガールは、1981年に『東レ水着キャンペーンガール』として起用を開始して以降、水着素材のプロモーションだけでなく、トレンドの発信や消費者の購買意欲の醸成といった役割を担い、日本国内の遊泳水着マーケット全体を活性化させることで、東レグループの水着用素材の拡販に繋げることを目的とし活動してきました。2015年からは現在の名称に変更し、東レグループのあらゆる事業活動の顔としての役割を持ち、水着素材に限らずさまざまなスポーツシーンやライフスタイル全般に向けた素材・製品の販売促進へと活動の場を広げてきました。各イベント・展示会への出演といった対外的な販促・PRの場だけでなく、地域コミュニティとの交流や、従業員活性化のための社内コミュニケーションの場でも重要な役割を担い、東レの企業イメージ形成にも大きく貢献してきました。 一方で東レは、グローバルでのコーポレートブランディング強化を図るとともに、加速する社会・環境の変化に合わせたコミュニケーション戦略を推進していく考えです。こうした方針の下、本活動についても検討を重ねた結果、東レキャンペーンガールは一定の役割を果たしたと判断し、このたびの決定に至りました」 同キャンペーンガールは、スタート年の1981年から4年連続で外国人女性を起用していたが、85年の松宮由季から日本人路線に変更。86年には山口が起用された。健康的な水着の広告が各所で展開され、メディア露出も増えることから「人気女性タレントへの登竜門」と位置付けられた。 そして、2015年度からは「水着に限らず、東レの顔としての活動の幅を広げる目的」とし、東レキャンペーンガールに改称。20年からは、水着を着ていない広告に切り替わった。22年からは3年連続で間瀬遥花を起用。今年1月の発表会では「初めてキャンペーンガールを務めさせていただいた2022年はコロナの影響で思うように活動できない時もありましたが、昨年はフル稼働でたくさんのお仕事ができました。せっかく史上初の3年目を務めさせていただくからには、今までの方々がやったことないこととか、新たな取り組みにも挑戦してみたいです」と話していた。 □歴代「東レキャンペーンガール」 1981年 クリス・ソロムコ 1982年 ドリーン・ボイド 1983年 キミー・サントス 1984年 シャラ・ブルー 1985年 松宮由季 1986年 山口智子 1987年 杉本彩 1988年 菅原マリア 1989年 宮沢千絵 1990年 成田路実 1991年 竜丘麻衣 1992年 杜川真季 1993年 藤原紀香 1994年 堀恵子 1995年 ビビアーニ・大野 1996年 谷あい 1997年 中村みづほ 1998年 鷲見麻有 1999年 菊川怜 2000年 佐伯英恵 2001年 鈴木ゆかり 2002年 さくら 2003年 藤井彩香 2004年 本田真 2005年 尾形沙耶香 2006年 山岸舞彩 2007年 澤山璃奈 2008年 中別府葵 2009年 源崎トモエ 2010年 鈴木ちなみ 2011年 西田有沙 2012年 北山詩織 2013年 岩崎名美 2015年 宮沢セイラ 2016年 海老沼さくら 2017年 朝香りほ 2018年 夢乃 2019年 松田紗和 2020年 Iris Woo 2021年 Iris Woo 2022年 間瀬遥花 2023年 間瀬遥花 2024年 間瀬遥花
ENCOUNT編集部