新車からフォード初代「フォーカス」を2台乗り継ぐ理由とは?「札幌ではこれが最後の1台かもしれません」
他にかわりのきかないクルマ
「札幌を出発して、フェリーで新潟まで。その後は陸路を自走して浜松までやってきました」 というイベント遠来賞。ホイールをフィエスタのものに交換している以外は、新車当時からのオリジナル・コンディションをよく保っている。新車以来23年も乗り続けていれば、それなりの傷みも出てくるのでは? 「エンジンのタイミングベルトなどは早めの交換を心がけています。リアの足まわりのベアリングにガタが出て交換したり、ステアリングラックもやはりガタが出て交換したり、経年劣化にまつわるそれなりの症状は出てきますが、地元のショップさんが色々と面倒を見てくれるので助かっています」 上田晴久さんから伺ったマイナートラブルは、どれも筆者も心当たりがあるものばかり。妙な連帯感すら感じてしまったインタビュー。 「当時は北海道でもそれなりに見かけた初代フォーカスですが、少なくとも札幌ではこれが最後の1台かもしれません。しつこく乗り続けていることについて家族はあきれているようですが、自分にとっては他にかわりのきかないクルマですから、これからも大事に乗り続けたいと思います」 と語る上田晴久さん。走行距離は9万キロとまだまだこれから。元オーナーとしても大いにエールをお送りします!
長尾 循
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