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ロシア・モスクワのワグネルの採用事務所＝24日（タス＝共同）

26日、モスクワで演説するロシアのプーチン大統領（大統領府提供・AP＝共同）

　武装反乱で活動を一時停止していたロシアの民間軍事会社ワグネルが27日までに国内各地で戦闘員募集の活動を再開した。プーチン大統領は26日の演説で、ワグネル戦闘員は国防省と契約し任務が可能と発言。契約した戦闘員を軍が吸収するのか、軍の統制下でワグネルを存続させるかなどは明言しなかったが、今後もロシアでの活動が続く可能性がある。 　ロシア連邦保安局（FSB）は27日、ワグネルに対する捜査を打ち切ったと発表した。一方でロシア国防省は27日、ワグネルの大型軍事機材を国防省に移管する準備を進めていると発表した。 　ワグネルの本部に当たる北西部サンクトペテルブルクのワグネル・センターは反乱が起きた24日に当局の捜索を受けたが「法律に従い通常運営している」と発表。タス通信によると一時閉鎖した拠点も再開し、西シベリア・ノボシビルスクの拠点関係者は「戦闘員募集は続いている」と述べた。南部のボロネジやアストラハンでも募集を再開した。反乱を受け撤去されたワグネルの広告が改めて掲示され直す動きも出ている。