豪華キャスト陣が華麗に歌い踊る! 荒牧慶彦企画プロデュース「Club ドーシャ」開幕
荒牧慶彦企画・プロデュースによる「Stray Cityシリーズ」の第2弾となる「Club ドーシャ」が8月1日にIMM THEATER(東京・水道橋)にて開幕。同日の昼に行われたゲネプロの模様が報道陣・関係者に公開された。 【全ての写真】Stray Cityシリーズ「Club ドーシャ」より 荒牧が初めて企画・プロデュースに挑戦したStray Cityシリーズ。愛と欲望が渦巻く夜の街・カブキマチを舞台に、“白服”と呼ばれるホストたちが奮闘する姿を歌とダンスを交えて描いており、昨年5月に上演された第1弾「Club キャッテリア」は大好評を呼んだ。 第2弾となる本作は、田中涼星と廣野凌大のW主演で【Clubキャッテリア】のライバル店である【Clubドーシャ】を舞台に展開。前作でテーマソングを担当した廣野が本作では音楽を、また前作に続いて福澤侑が振付を担当している。 オープニング前から、舞台上にはクラブに熟女キャバクラ、マッサージにカラオケ、漫画喫茶、ラーメン、串カツなどの色とりどりのネオンが煌めく。物語は、絶対的No.1であったブルーが独立したドーシャに、キャッテリアのクロ(石川凌雅)、ベンガル(福澤侑)、ソマリ(持田悠生)らがヘルプに訪れるところから始まる。経営が危ぶまれていたドーシャだが、シャム(田中)とスコティッシュ(廣野)というタイプの異なるふたりの絶妙なコンビネーションにより意外な大繁盛を見せていた。そんなある日、スコティッシュはオーナーのラガマフィン(立花裕大)やシャムら仲間たちを前に、ある「重大発表」を行うのだが……。 物語はもちろんだが、やはり豪華キャスト陣による歌とダンスが本作の大きな見どころ。【Clubキャッテリア】、【Clubドーシャ】それぞれのメンバーによるナンバーもあれば、主役のシャムとスコティッシュが苦しい胸の内を歌い上げるものまで全編を通じて多彩なパフォーマンスが繰り広げられる。会場の物販で販売されているシャンパングラスライトを使用して客席と一体となってコールをするシーンもあるが、上演前の前説でキャスト陣によるコールの説明&練習まであり、前作を観ていない初めての人でもホストクラブに足を踏み入れたゲストになった気分で一緒に盛り上がり、楽しむことができる。 ドラマ部分でも、廣野が「哺乳類の最終進化形」「万物の長」「銀河の中心」を自称する俺さまキャラのスコティッシュの自由奔放さとその裏に抱える孤独を全身全霊で表現すれば、田中は「他人のためにこそ頑張ることができる」という天性の“No.2”タイプを自認するシャムをコミカルな“キャラ変”を交えつつ、繊細に演じており、好対照なふたりの主人公たちが織り成すドラマ、衝突が観る者を惹きつける。そんなふたりの姿を目の当たりにし、急成長を遂げていくミケ、彼らに刺激される形で自分たちの進むべき道を模索するクロ、ベンガル、ソマリなど、今回、脇を固めることになった面々も巧みに物語を盛り上げていく。 荒牧と立花が演じる、【Clubキャッテリア】の支配人のラグドールと【Clubドーシャ】の支配人であるラガマフィン(立花)のふたりの掛け合いも魅力的。“我が子”たちを優しく温かく見守り、その成長を喜びつつ、少しだけ寂しさも感じているふたり。他の面々の前では決して口にしない本音やふたりだけが共有できる心情を酒を酌み交わしつつ語り合うなど、ファンには嬉しいやり取りが随所に散りばめられている。 終盤のライブパフォーマンスも含め、ドラマあり、歌あり、踊りあり、さらにはアクションも! 煌びやかで楽しい怒涛のエンタテインメントを体感してほしい。 Stray Cityシリーズ 「Club ドーシャ」は上演中。 撮影:小境勝巳 佐藤 薫 (C)Stray Cityシリーズ「Club ドーシャ」製作委員会 <公演情報> Stray Cityシリーズ「Club ドーシャ」 東京公演:2024年8月1日(木)~12日(月・祝) IMM THEATER 大阪公演:2024年8月15日(木)~18日(日) サンケイホールブリーゼ