アイスランドで五度目の噴火 ブルーラグーンに避難命令
レイキャビク、アイスランド、5月30日 (AP) ― アイスランド南西部のレイキャネス半島で5月29日、昨年12月以降5度目の噴火が起き、真っ赤な溶岩が吹き出し、世界最大の露天風呂ブルーラグーンに避難命令が出された。 グリンダビークの北で一連の地震が発生。それに続いて29日午後早く、噴火が始まった。グリンダビークの住民3800人は、昨年12月の噴火前に避難している。 アイスランド気象庁によれば、溶岩は長さ2.5キロの亀裂から50メートルの高さまで吹き上げ、グリンダビークの方角に流れているという。 首都レイキャビクの南西50キロに位置するグリンダビークは、昨年12月18日の噴火に先立つ11月の一連の地震で、住民が避難してい以来、噴火の脅威にさらされてきた。噴火は防火壁を破壊し、数棟の建物を焼き尽くした。 この地域はスバルツェンギ火山系の一部で、800年近く休火山だった。 火山は今年に入って2月と3月に噴火。2月8日の噴火では、給湯パイプが被害を受け、数千人の住民が暖房と給湯を絶たれた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)