flumpoolライブ ファンへの感謝 そして担うべき責任とは(密着レポート)
■アリーナの経験が少ない まだまだだった 3曲を演奏して、再びメインステージへ。『花になれ』、『強く儚く』の演出は、まるで映画のワンシーンを見ているように引き込まれる。そして、『明日への賛歌』で一旦、ステージから降り、アンコールで2曲を演奏。『大切なものは君以外に見当たらなくて』で締めくくった。全19曲、2時間40分間のステージ。笑顔と涙と、優しさが詰まったライブだった。 ライブ後、山村は反省点を口にする。「(この日のライブで)できなかったことは、やっぱりある。お客さんの巻き込み方は、まだまだだったと思う。アリーナでの経験がまだまだ足りない。でも、細かいことを気にしてもしょうがないので、ここで経験できたことを次につなげたい」。気持ちを切り替える。 ■1万2千人のファンの前でコミットした更なる成長 サブステージで見たファンの涙には、少し違和感があったという。「(泣かれることは)僕にとっては違和感がある。僕らは普通の人だし、特別じゃない」と、神格化されることに、戸惑いを感じている。しかし、その気持ちに対しては、感謝を忘れていない。「flumpoolを見て泣いてくれるファンの人がいることは、感謝の限り。だからこそ、自分たちを思ってくれる人たちから決して逃げてはいけない。この場所から逃げずに、もっともっと成長していかないといけない。ずっと大きな夢を追っていたい」。 同じ気持ちは、ライブ中にMCでも伝えている。「もしかしたら、今日でflumpoolから去っていく人もいるかもしれない。でも、付いてきてくれる人は、付いてきてくれ。もっといいものを届ける」。1万2千人のファンの前でも、熱い気持ちを伝えている。 駆け抜けてきた5年間、その集大成となった全国ツアーのアリーナスペシャルで、完成度の高い、そして次への課題を見つけられるライブを披露したflumpool。次の5年、さらに10年先、支えてくれるファンがいる限り、成長を止めるわけにはいかない。 flumpool tour「MOMENT」-WOWOW9月23日放送