フランス高速鉄道TGVで“破壊行為”、現地の様子は? パリ行きの列車は緊急停車、乗客は落ち着いていて…【パリ五輪】
ボルドー行きの列車は定刻通り出発
現地7月26日、パリ五輪のサッカー競技を取材するため、なでしこジャパンのスペイン戦が行なわれたナントから、U-23日本代表対マリが行なわれるボルドーへ、高速鉄道TGVで移動していた際、驚きのニュースが飛び込んできた。 【PHOTO】ボルドーで行われたパリ五輪男子サッカー初戦に集結した日本代表サポーターを特集! 高速鉄道TGVのフランス国内の複数路線で破壊行為があり、ダイヤが大きく乱れているというのだ。 フランス国鉄はX(旧ツイッター)で、「高速鉄道網の麻痺を狙ったこの大規模な攻撃を受け、多数の列車が迂回または運休となっている。可能なお客様には、旅行を延期していただき、駅には行かないようお願いします。これらの不通になった旅程の切符はすべて交換・払い戻しが可能です」と説明している。 ただ筆者がナントから乗ったボルドー行きの列車は、定刻通り午前7時55分に出発。途中で停車もすることなく順調に進んでおり、運行に乱れはなさそうだ。周囲の乗客も特に慌てる様子はなく、冷静にそれぞれの時間を過ごしている。 一方で、ともに現地取材をしているカメラマンに連絡が入った情報によると、同じくパリ五輪を取材中の別のカメラマンは、パリのモンパルナス駅に向かう列車が途中で緊急停車したよう。車内に閉じ込められているようで、アナウンスはフランス語なので分からず。他の乗客は落ち着いた様子だという。 パリ五輪の開会式が約7時間後に迫っている。各国代表チームや観戦に訪れる人に影響を与える可能性もある。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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