昨年の阪神ドラフト３位の19歳・山田脩也

　虎のドラ3ルーキーがさらなる進化を目指す。阪神・山田脩也内野手（19）が、秋季キャンプで行われた紅白戦で「1番・遊撃」に抜擢され、初回から先制点につながる二塁打を放った。 　首脳陣の期待に応えた若虎は「とりあえず1本出たので、よかったです。積極的にいけたのはよかったんですが、1球で仕留められなかったのは来シーズンまでの課題だと思っています」と冷静に振り返った。 　2打席目は中飛、3打席目も左飛に倒れたが、力強い打球を外野まで飛ばした。「2打席目に関しては、いい感じというか、体を強くしてくれたら抜けてくれると思う」とし、今オフは「技術面もそうですし、フィジカル面を上げないといけないと思います」と言葉に力を込めた。 　身体を強化するためにも、今オフの目標の一つに体重増を掲げた。「1つの目標として、80キロはいきたいです。今は73キロぐらいなので、12月には75キロまでいければいいなと思ってます」。 　藤川球児監督（44）は、「各コーチからの評価も高いし、能力も高い。さらに育成していかなきゃいけない選手ですね」と評価。その上で、春季キャンプや来季の一軍抜擢については「現状では、他の選手もいるのでというところ。一軍のベンチに座ってるということは、試合に出る機会が少なくなる。なかなか彼のためにもならないケースはあるので」と、さらなる育成が前提だと強調していた。