海外組とのハイレベルな練習に刺激を受ける関根大輝「経験したことがなかった」
追加招集で日本代表に初選出されたDF関根大輝(柏)は10日のサウジアラビア戦をスタンドから見守った。「自分が出たとき、どういうプレーができるのか。後ろ3枚のプレーやウイングバックのプレーを見て、学ぶところがたくさんあった」と、自身が代表で取り組む3バックの右と中央、そしてウイングバックでのプレーをイメージしながらピッチ上の戦いを見つめていた。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 「完全アウェーはプロに入って初めて」という熱気に包まれたスタジアムで驚かされたのが、「プレーしている(日本の)選手たちは普段から海外でああいう舞台でプレーしているから、物怖じせず、のまれず、普通にプレーしていてすごいなと」ということ。「自分がそういうプレーができるのか。のまれてしまうかもしれないなとも思った」と率直に言った。 刺激を受けるのは試合だけではない。「練習のレベルが高いし、試合よりもチームの紅白戦の方がレベルが高いぐらい。だからこそ、あのプレスにも雰囲気にも飲み込まれないのだと思う」。練習で海外組の選手ともマッチアップする中、「Jリーグでは経験できないような上手さや、前線の全選手が一つひとつのプレーで余裕を持っている。多少削りに行くぐらいの気持ちで行かないと、簡単にいなされる。それは経験したことがなかった」と、レベルの高さを実感している。 「3バックなら自分で運んで相手を引き付けてパスを出す、相手に向かってドリブルするところはもっと怖がらずにやらないといけないし、ウイングバックなら一人で突破する能力も必要。守備では絶対に抜かれない対人の強さを身に付けないと、今後ここには呼ばれない。そこは意識していきたい」。自身の課題と向き合いながら、日々成長を続けている。