次なる１世紀への挑戦を誓った豆菓子メーカー・でん六の創業１００周年記念式典＝山形市・やまぎん県民ホール

　豆菓子メーカー・でん六（山形市、鈴木隆一社長）の創業100周年記念式典が13日、同市のやまぎん県民ホールで行われた。社員は家庭に笑顔を届けた1世紀を振り返り、次の100年も「マメに、マジメに」挑戦することを誓った。 　鈴木社長はあいさつで、先人や取引先、消費者への謝意を表した上で「小さな豆が持つ大きな力を誇らしく思い、今後もお客さまの人生と笑顔に寄り添う商品を作り続ける。お客さまの喜びを働く喜びに変えて前進する」と決意を示した。吉村美栄子知事らが祝辞を述べた。 　社員や取引先など約860人が出席。市民約千人を招待し山形交響楽団による記念コンサートも開いた。席上、元役員と取引先に表彰状や感謝状を贈り、キャラクター「でんちゃん」をモチーフに「幸せ、ころころ。」の言葉を添えた100周年ロゴが紹介された。 　でん六は1924（大正13）年、鈴木伝六氏が創業し、53（昭和28）年に鈴木製菓として株式会社化。56年に看板商品の「でん六豆」を発売すると、62年に現社名に変更した。商品は国内外で人気が高い。