【無限きのこレシピ】大人気料理研究家・小林まさるさんが教える「まいたけとしめじとなめこの卵とじ」
きのこは、1年を通してさまざまな種類が店頭に並び、手軽に買える食材。しかも、腸活や免疫力アップにいいことから、最近、さらに注目が高まっています。そんなきのこをたっぷり食べることができるレシピを大人気料理研究家の小林まさるさんに教えていただきました。おいしくて簡単にできる料理ばかりなので、さっそく作って、きのこのおいしさを存分に味わって。 【写真】小林まさるさんの無限きのこレシピ4品
教えていただいたのは……
●料理研究家 小林まさるさん 1933年、樺太生まれ。70歳で息子の妻で料理研究家・小林まさみさんのアシスタントに。テレビや雑誌などの仕事に同行するうちに、自身も料理研究家となる。現在はシニア料理家として、雑誌、単行本、新聞、テレビなどで活躍。著書に『人生は、棚からぼたもち!: 86歳・料理研究家の老後を楽しく味わう30のコツ』(東洋経済新報社)などがある。
食物繊維やビタミンD、β-グルカンなどが多く含まれ、便秘改善や免疫力アップをサポート
きのこは、近年のコロナ禍などの影響もあって、改めて注目が集まっている食材。その理由は、腸活や免疫力アップにいいから。きのこに豊富に含まれる食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類があり、きのこに多いのは不溶性食物繊維。不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激する作用があり、便秘改善に効果的なのです。食物繊維の働きによって血糖値の上昇も緩やかになるので、食べても太りにくいのも魅力。 また、免疫機能の働きを助けるビタミンDや、β-グルカンなども含まれているので、風邪をひきやすいこの時期の強い味方です。きのこにはうま味成分が多いので、料理のおいしさを底上げしてくれるのもメリット。そんな優秀食材きのこを使った、簡単で箸が止まらないレシピをご紹介!
まいたけとしめじとなめこの卵とじ
3種類のきのこと、玉ねぎ、桜えびをミックスした卵とじ。ふんわりした卵に、きのこと桜えびのうま味が溶け合ったほっと癒される味。食べ応えもあってお腹も心も満たしてくれます。 【材料(2~3人分)】 まいたけ…1/2パック(50g) しめじ…1/3パック(50g) なめこ…1袋(90g) 玉ねぎ…大1/4個(80g) 干し桜海老…大さじ3(6g) 卵…3個 サラダ油…大さじ1 A 酒…大さじ1 しょうゆ…大さじ1 こしょう…少々 【作り方】 ①まいたけは、根元に包丁で切れ目を入れ、手で裂く。しめじは石づきを切って小房に分ける。なめこはさっと洗う。玉ねぎは縦5㎜幅に切る。干し桜えびは粗みじん切りにする。ボウルに卵を割り入れ、白身が残るくらいにざっと溶きほぐす。 ②22cmのフライパンにサラダ油を入れ、強火で熱する。玉ねぎを加えて炒め、油が回ったらきのこを加え炒める。 ③②に干し桜えび、Aを加え炒め合わせる。火を弱め、溶き卵を回し入れ、蓋をして2分ほど火を通し、卵が半熟になったら火を止める。 撮影/佐々木美果 スタイリスト/竹中紘子 取材・文/和田美穂 構成/有住美慧(MAQUIA)