中日・木下拓哉の盗塁阻止「確実に良くなっている」井上2軍監督が評価 長い練習時間、若手と足腰鍛え直し
中日2軍は23日、予定されていたウエスタン・リーグ、広島戦(福山)は雨天中止となり、広島県福山市のツネイシスタジアムに隣接する室内練習場で汗を流した。井上一樹2軍監督は2軍調整を続けている木下拓哉捕手の現状を説明した。 木下が2軍に合流してから、2週間超が経過した。井上2軍監督は「性格的に明るい子だからはつらつとやっているし、本当に野球に関しては内部のところでシビアに自分でやっている」という言葉を口にした。 目を引くのは1軍で19度盗塁を企図され、一度も阻止ができていないという事実。2年連続で4割を超える盗塁阻止率を記録したこともあるだけに、もどかしさが募る。ただ、2軍合流後はここまで3試合に出場して、盗塁企図2度に対して1度阻止しており、「確実に良くなっているよね」と指揮官もうなずく。 ファームでは1軍と比べて、練習時間も長い。木下も若竜とともに泥だらけになりながら白球を追って、足腰を鍛え直している。「本人もこのまま今シーズン終わるわけにいかないと思ってるだろうし、もう伸びしろがないわけではない。」とみる井上2軍監督は「下半身を鍛えて、またスローイングを強くしてほしい。期待して見守りたいと思います」。背番号35の力が必要な時が必ずくるはずだ。
中日スポーツ