【UFC】バンタム級ウマル・ヌルマゴメドフがサンドヘイゲンに判定勝ちでMMA18戦無敗に!
2024年8月4日(日本時間3日25時から)アラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナにて『UFC Fight Night: Sandhagen vs. Nurmagomedov』(U-NEXT配信)が開催された。 【写真】ウマルのメインイベントに元王者で従兄弟のハビブも会場に駆け付けた ▼バンタム級 5分5R 〇ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)18勝0敗(UFC6勝0敗)※UFC6連勝 135lbs/61.24kg [判定3-0] ※50-45, 49-46×2 ×コーリー・サンドヘイゲン(米国)17勝5敗(UFC10勝4敗)136lbs/61.69kg メインイベントは、バンタム級2位のコーリー・サンドヘイゲン vs. 10位のウマル・ヌルマゴメドフの5分5R。 当初、2023年8月に組まれていたが、ヌルマゴメドフの怪我で流れ、サンドヘイゲンは2023年8月の前戦でロブ・フォントに判定勝ち。その試合での負傷から1年ぶりの復帰戦となる。MMA17勝4敗。 対するヌルマゴメドフは、MMA17勝無敗。前戦は2024年3月にベクザト・アルマカーンに判定勝ち。UFCでは5戦負け無しで、今回が初のランカーとの対戦になる。Bellator世界ライト級王者のウスマン・ヌルマゴメドフが実弟で、元UFC世界ライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフが従兄弟にあたる。 1R、グローブタッチは無し。オーソで詰めるサンドヘゲンに、ヌルマゴメドフはサウスポー構えに。右前蹴り。蹴り返すヌルマゴメドフは、シングルレッグから崩して背中に乗ろうとするが、足を外して正対して離れるサンドヘイゲン! 詰めるサンドヘイゲンは左ジャブ。右ロー。右ハイを見せるヌルマゴメドフは素早いレベルチェンジからシングルレッグへ。片足立ちでここも切ったサンドヘイゲン。左右に足を入れ替え、左ロー。ヌルマゴメドフも左ローを返すと、サンドヘイゲンの左ローに体勢を崩しながら前足を取りに行く。 切るサンドヘイゲンは前に出ると左カーフ。右ストレート。左ボディ! 右カーフを返すヌルマゴメドフに、二段蹴りを突くサンドヘイゲン。その圧力に、ダブルレッグテイクダウンのヌルマゴメドフ! 背中を見せてから前転するサンドヘイゲンについていくヌルマゴメドフはトラックポジションからツイスター狙いもホーン。 2R、ガード固め右ローを打つサンドヘイゲン。シングルレッグのヌルマゴメドフに頭を押さえるサンドヘイゲン。そこに脇を潜るヌルマゴメドフはスタンドバックも、正対して離れるサンドヘイゲン! オーソで圧力をかけて左フック、左カーフ! オーソにスイッチしたヌルマゴメドフ。 サウスポー構えに戻すと、サンドヘイゲンもサウスポー構えになり左カーフ。オーソにするヌルマゴメドフとローの打ち合い。サウスポー構えのヌルマゴメドフのパンチは遠い。かわすサンドヘイゲンに左ロー。サンドヘイゲンは右の蹴り。オーソにする両者。歩きながらスイッチするサンドヘイゲンは右インロー。肩口にオーバーハンドはヌルマゴメドフ。サンドヘイゲンの右前蹴りの打ち終わりに掴んでシングルレッグからトラックポジションのヌルマゴメドフ。足を解除したサンドヘイゲンは立ち上がり。さらに小外を狙うヌルマゴメドフだが、サンドヘイゲンは戻す。サンドヘイゲンが獲ったラウンドか。 3R、右カーフのサンドヘイゲン。左ローを返すヌルマゴメドフ。サンドヘイゲンは左右ミドル! ヌルマゴメドフは左インロー。細かくスイッチするサンドヘイゲンに左ハイはヌルマゴメドフ。さばくサンドヘイゲンは遠間に立ち、左ローに。ここを狙っていたヌルマゴメドフはシングルレッグから組もうとするがクラッチは剥がして離れるサンドヘイゲンは左ハイ。 かわしたヌルマゴメドフは左ボディ。サンドヘイゲンは右跳びヒザもまだ遠い。蹴り足を掴んだヌルマゴメドフがバックに回ろうとするがここも足はかけさせず。手数のヌルマゴメドフのラウンドか。 4R、先に中央に出たサンドヘイゲン。ジャブ、左ミドルハイのヌルマゴメドフに、サンドヘイゲンは右を振る。オーソから左ロー、ジャブのヌルマゴメドフ。詰めるサンドヘイゲンは左ジャブの刺し合い。左フックがかすめる。右前手のフックはヌルマゴメドフ。サウスポー構えでワンツーの左を届かせる。 下がりながらもスタンドで手数を出すヌルマゴメドフ。サンドヘイゲンは左ボディを当てるも単発。右の蹴り合い。右ボディのサンドヘイゲンに、左右を外からかぶせるヌルマゴメドフ。サンドヘイゲンの右ハイをかわす。 右ジャブのヌルマゴメドフ。インローを返すサンドヘイゲン。右前蹴りは遠い。打ち終わりに組んでボディロックするヌルマゴメドフ。正対したサンドヘイゲンがシングルレッグに入りホーン。ここも手数が落ちないヌルマゴメドフのラウンドに。 5R、オーソからサウスポー構えになるヌルマゴメドフ。サンドヘイゲンもシングルレッグを見せるが、ここは深追いせず。右の打ち込みは打ち返しを想定し離れるサンドヘイゲン。前足を触って離れる。ワンツースリーと繋ぐヌルマゴメドフにブロッキングはしているサンドヘイゲン。シングルレッグからバックに回ると、ここも前転からヒップアタック気味に。 この向き直りで三角絞めをあえて狙わせたか。ヌルマゴメドフは組ませずインサイドガードに。スクランブルするサンドヘイゲンを最後に潰してニアマウントに。背中を着かせるヌルマゴメドフはインサイドガードから細かいパウンドでホーン。ヌルマゴメドフは最後まで動きが落ちず。最終ラウンドも獲ったか。 判定は3-0(50-45、49-46×2)でウマル・ヌルマゴメドフがバンタム級ランキング2位のサンドヘイゲンを下した。試合後、ヌルマゴメドフは「テイクダウンを狙ったけど相手のディフェンスが上手かった。想像よりタフだった。俺の打撃を信じている。次はタイトルマッチを、誰が相手でもいい。これまで相手が弱いと言われていたけど、今回はサンドヘイゲンに勝ったからな」と王座挑戦をアピールした。
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