公開された４台の車（24日午後　札幌市厚別区・北海道警高速隊）

　ことし６月、北海道石狩市の路上で、車を横滑りさせるなどの危険な走行、いわゆる「ドリフト走行」を繰り返し、交通の危険を生じさせたとして、男４人が逮捕された事件で、使用していた車が公開されました。 【写真を見る】"ドリフト走行"に使用された車４台を公開　19歳から42歳の男４人を逮捕　北海道石狩市 公開された４台の車。 フロントバンパーが外された車や、車体からはみ出すようにタイヤが取り付けられた車もあります。 道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市白石区菊水１条２丁目に住むアルバイト従業員の21歳の男と、石狩市花川南２条６丁目に住むアルバイト従業員の42歳の男、千歳市住吉２丁目に住む会社員の24歳の男、千歳市に住む会社員の19歳の男のあわせて４人です。 ４人は、共謀の上、６月30日未明、石狩市新港南３丁目の道路上で、３台から４台の車で連なり、蛇行運転をしながらタイヤを横滑りさせて走行する、いわゆる「ドリフト走行」を繰り返し、交通の危険を生じさせた疑いが持たれています。 また、19歳と24歳の男はナンバープレートを取り外すなどし、道路運送車両法違反の疑いでも逮捕されています。 警察によりますと、以前からこの場所では、ドリフト走行による危険な運転や騒音が多発していて、近隣住民からは苦情や通報があったということです。 警察は、こうした通報を受けて、危険走行のようすを撮影するなどして捜査を進め、今回４台の車を特定し４人を逮捕しました。 警察の調べに対し、4人は「ドリフト走行したことに間違いありません」などと容疑を認めているということです。 一方で、４人のうち２人は共謀については否認しています。