「麦茶」は菌が増えやすい!?夏場は食中毒の危険も!正しい麦茶の作り方を解説
夏の定番飲料「麦茶」。ノンカフェインで小さなお子さんも安心して飲めるため、麦茶を常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、麦茶ならではの危険も潜んでいます…。そこで、夏を迎えるこの時季こそ知っておきたい「正しい麦茶の作り方」や「保存する際の注意点」をご紹介します! 【動画】水分不足で腎臓の機能が低下!?最悪の場合は死に至るかも?1日に必要な水分量はコチラ【3分46秒~】
食中毒に注意!麦茶は30℃前後で細菌が増殖
麦茶は穀物が原料のため、細菌のエサとなる炭水化物が多く含まれています。そのため、麦茶は細菌が増えやすく、特に30℃前後の温度帯で細菌が繁殖しやすいと言われています。
麦茶は煮出して冷やすより「水出し」が良い?
エフコープの実験によると、麦茶は煮出してから粗熱をとって冷蔵庫に入れるよりも、“水出し”の方が細菌は増えにくいそう。 一般的には、菌が1mlあたり10万~100万個検出されると衛生的ではないとされており、煮出して常温で冷ましたあとに冷蔵庫で冷やした場合は、6日目に基準値を超す結果に!煮沸することで細菌はいったん死滅しますが、温度が緩やかな下がり方では細菌が繁殖してしまうことが考えられます。 一方、水出しの麦茶が安全に飲める基準値を超えるのは9日目。煮出して粗熱をとってから冷やした麦茶と比べ、細菌の増殖スピードは遅いようです。 一番好ましい麦茶の作り方は、煮出してから“急冷”する方法。実験では9日経過してもほとんど細菌は検出されませんでした。 どの作り方でも5日目までは問題なく飲めるという結果ですが、作った麦茶を安全に飲み切るには4日目までが良いそうです!
麦茶の「ちょい残し」がストレスの原因に!?
サントリー食品インターナショナル(株)2019年インターネット調査によると、麦茶作りにストレスを感じている人が多いそう。ストレスの原因には、「麦茶を大量に作ること」や「麦茶を作ってもすぐになくなること」が挙げられます。 そして、多くの方が感じている一番のストレスは、麦茶の“ちょい残し”!飲みたい時になかったり、また作らなければいけないという焦りを感じたりするなど、イライラにつながってしまうようです。 麦茶を水出しで作るほか、濃縮タイプや粉末タイプを使うことでストレスが緩和するかもしれません。 おいしく、楽しく飲みたい「麦茶」。みなさんも参考に、暑い夏を乗り切ってみてはいかがでしょうか。