落合博満さんから「無理しすぎないようにな」30周年迎えるも“欠場”続くドアラ 今後について球団や本人は
2024年で誕生30周年を迎えた中日ドラゴンズの人気マスコット、ドアラは、5月に等身大モニュメントの完成イベントを開くなど、精力的に活動していた。しかし、6月4日からは体調不良を理由に「欠場」を続けていて、ファンや仲間たちから心配する声があがっている。激励する仲間たちの言動や、今後について関係者や球団に話を聞いた。 【画像】休養中のドアラのピンチヒッターを務めた「シャオロン」
■ドアラが語ってくれた「得意技の『静止芸』」はなぜ生まれたのか
1994年、名古屋市千種区の東山動植物園にやってきたコアラにちなみ、この年にデビューしたドアラ。 当時は今とは違ってふっくらしていて、色もピンクだった。しかし当初は人気が出ず、ナゴヤ球場からドームに移転する1997年に新マスコット「シャオロン」が登場すると、ドアラを“お払い箱”にすることも検討された。 これを機に「アスリート」の要素を取り入れようとドアラはスリムな体になり、おなじみのバク転を始めた。 そしてドアラの得意芸の1つ、ピタッと動きを止める「静止芸」。 17年前のイベントで相手チームのチアリーダーが躍る中、微動だにせず止まり続けた姿の映像がバズった。 なぜ止まったのか、5月の取材時にドアラに尋ねた。 ドアラ:(筆談) 出番をミスしたと思って壁になろうと…。 この「静止芸」がきっかけでドアラは一躍「全国区」になった。
■ファンや関係者からも心配する声…ドアラが“戦線離脱”
こうして30周年を迎えたドアラだが、いまは休養中だ。6月4日のホークス戦から7日のイーグルス戦までの4日間、体調不良で「欠場」した。7日のブログには「心配させてすんません。ちゃんと戻ります。ボイコットしてるわけじゃありませんから。ズル休みしてるわけでもありませんから。してみたいけど(笑)」と書かれていた。 8日のイーグルス戦には「出場」したが、その日のブログには「一応出ました。まだちょっと身体は不安定な感じだけど…ほどほどにやりたいです」と、状態が良くないことを伝えていた。 そしてこの時の無理が祟ったのか、翌日の9日からは再び欠場し「無理しないつもりでしたが…ちょっと休ませてもらいます。申し訳ありません」と発表し、SNSなどでも心配の声が多数あがった。 この期間、ドアラのピンチヒッターを務めたのが「シャオロン」だ。11日から北海道のエスコンフィールドで行われたファイターズ戦では、シャオロンがマスコットのフレップやポリーとも交流し、ドアラの分までしっかりと試合を盛り上げた。 そしてモニュメントの除幕式にも参加した盟友で、スワローズのマスコット、つば九郎からはたくさんの「ヤクルト1000」が届けられた。 見舞いの品を受け取ったドアラはブログで「遠慮なくどうぞと。心配かけてしまって…お礼は中日スポーツにしようかな(笑)」と答えた。