宇佐市の親子強盗殺人事件 県警「足跡は被告購入の靴と矛盾はない」 弁護側「そもそも家に入っていない」
大分放送
大分県宇佐市安心院町で、親子2人が殺害された強盗殺人事件の裁判員裁判で、現場から見つかった運動靴の跡を分析した県警職員が「被告が購入したものと矛盾はない」と証言しました。 【写真を見る】宇佐市の親子強盗殺人事件 県警「足跡は被告購入の靴と矛盾はない」 弁護側「そもそも家に入っていない」 この裁判では佐藤翔一被告(39)が2020年2月、宇佐市安心院町の住宅で親子2人を殺害した強盗殺人などの罪に問われています。 31日の裁判員裁判第8回公判では、現場に残された靴の足跡の証拠調べがあり、分析を担当した県警職員が出廷しました。現場からは運動靴のほか、サンダルやスリッパなどとみられる5種類の靴の跡が見つかっています。 県警職員は「運動靴の足跡は、被告が購入した靴とおおむね同じ特徴で、矛盾はない」と証言しました。これに対し、弁護側は「靴底の足跡からは誰が履いていたかは分からない」と反論しました。 この裁判の中で、弁護側は「そもそも被告は家に入っていない」として、無罪を主張しています。次回の公判は6月10日で、被告人質問が予定されています。
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