“胸”を残して痩せるダイエット法はある? 専門家に聞く真相と対処法、効果的な運動や食品を徹底解説
◆体型や目的に合ったブラジャー着用も重要 最新医療では自身の脂肪を注入する豊胸術も
それから、体型や目的に合ったブラジャーでしっかりと胸を支えることも重要です。体型に合ったブラジャーを付けないと、クーパー靭帯を損傷するだけでなく、胸の脂肪が脇や背中に流れてしまいます。スポーツブラもそうですが、就寝時のブラジャー着用に抵抗があっても、胸の大きさを維持するためにはナイトブラは欠かせません。 ある程度は胸のサイズを維持したまま、理想の体型を目指せる可能性はあります。ただし前述した通り、ダイエットをすると全身の脂肪が落ちるため、ボリュームを完全に保ちながら痩せるのは難しいです。サイズを変えずに理想の体型を目指したいなら、美容クリニックの痩身術を受けるのも1つの方法です。 「共立美容外科は、脂肪吸引を1989年の開院以来、30年以上行っています。脂肪吸引とは、カニューレと呼ばれる医療用の吸引管で皮下脂肪を取り除く手術です。ダイエットをしていても、太もも、二の腕、下腹部、腰などがどうしても脂肪が落ちないという方や、全体的には太っていないけれど、部分的に脂肪がつきやすい・落ちにくいという方は脂肪吸引が適しています」 近年は、手術をしない方法もあるようです。 「1980年代当時は、手術で入院することが当たり前でしたが、カニューレに改良を加え、麻酔も工夫することで、共立美容外科が日本で初めて(当院調べ)入院なしで日帰りで受けられるようになりました。現在も1つひとつの手術を安全に配慮して行っています。手術は怖いという方には、BNLS(脂肪溶解注射)がおすすめです。 植物由来の成分を気になる部分へ直接注入し、脂肪の溶解を促す治療です。メスを入れずに気になる箇所の脂肪を減らすことができます。特に顔周りの脂肪が気になる方に小顔注射として人気です」(浪川浩明さん) また、豊胸術でバストアップする方法もあります。 「共立美容外科で人気なのが、バッグ式豊胸術です。バッグ式豊胸施術とは、シリコンバッグを胸に入れることで、半永久的な効果が期待できる豊胸術です。 確実に2サイズ以上大きくしたい方などに最適な治療です。他にもメスを使わずに短時間でできるヒアルロン酸注入豊胸術や、ご自身の脂肪をお腹や太ももなどから採取し、その脂肪を胸に注入することで部分的な痩身とバストアップが同時に叶う脂肪注入豊胸術も共立美容外科では行っています。いずれもご希望や体型によってメリットやデメリットがあるので、気になる方は専門医に確認しましょう」(浪川浩明さん) 共立美容外科 新宿本院院長兼総括院長 浪川浩明さん 1991年、帝京大学医学部医学科を卒業。同年、東京厚生年金病院の形成外科に入局。2006年、共立美容外科・歯科に入局。2009年、共立美容外科・歯科 新宿本院の院長に就任。同年、共立美容グループの副院長に就任。2020年、共立美容グループの総括院長に就任。