「人気女子アナから画家へ」伊東楓が「会社員時代の貯金が半分以下」になってもTBSを辞めたことを後悔していない《納得の理由》
「『TBSを辞めなければ良かった』と思ったことは一度もありません」 元TBSアナウンサーで画家の伊東楓(30歳)。 【写真】「美人です」「髪色すてき!」ファン熱狂…伊東楓「30歳の近影ショット」 キー局の女子アナという誰もが羨むキャリアを捨て、画家になるべく単身ドイツに渡った彼女を待ち受けていた苦悩については前編記事『「これからどうやって生計を立てていこう…」元TBSアナウンサーの画家・伊東楓がドイツで直面した「残酷な現実」』で紹介した通りだ。 その伊東に、ドイツでの絶望の日々の中、古巣であるTBSを退社した後悔はなかったのかを訪ねると冒頭の答えが返ってきた。 後編記事では、「TBSを辞めた後悔はなかった」と語る伊東の強さの源、そして、ドイツで暮らした3年間の中で起きた心情の変化について紹介する。 【写真はこちら】「美人です」「髪色すてき!」ファン熱狂…伊東楓「30歳の近影ショット」
TBS退社「迷いはゼロでした」
「ドイツに渡った頃は、確かにつらい日々でした。3年で辞めると決めたくらい精神的にも参っていたのはお話した通りです。でも、『過去に戻りたい』という考えは一度も生まれませんでした」 「後悔」とは誰もが一度は経験したことのある感情ではないだろうか。人生で何かに躓いた際に「あの時、別の道を選んでいれば」といった考えが過るのは珍しくないはずだ。 しかし、伊東の人生にはそれがないという。一体なぜなのか。 「私が昔から大切にしているのは『自分の人生は自分で決める』こと。例えば、『親が反対している』『世間体があるから』など他人の物差しで選択することは一切せず、とにかく自分で決めてその道を歩む。例え失敗しても、自らが選んだ道ならば後悔のしようがない。私はそう考えますし、実際に後悔の概念はありません」 大手テレビ局の中でも花形ポジションであるアナウンサーの仕事。恵まれたようにも見える立場を捨て、安定した大企業も辞める。そして、何の保証もない画家の道を選んだ時もまた、伊東の考えはシンプルだった。 「TBSを辞める時、迷いはゼロでした。『大手を辞めるのはもったいない』『せっかくアナウンサーになれたのに』といった考えもゼロです。あの頃はとにかく『画家になりたい』『海外で生活してみたい』といった強い気持ちがあったので、それを叶えるために会社を辞めるという選択は当たり前のことだったのです」