球団との“銭闘”へ…年俸調停までもつれた選手(3)6度保留でも受理されず
球春到来を迎えたプロ野球。オフシーズンの間には契約更改が行われ、今季の選手契約が正式決定した。契約更改はスムーズに進むことも多い一方、待遇や評価に納得できず、交渉が難航するケースも少なからず存在する。そこで今回は、年俸調停を申し立てた経験がある選手を紹介する。
G.G.佐藤
投打:右投右打 身長/体重:184cm/98kg 生年月日:1978年8月9日 経歴:桐蔭学園高-法政大-米マイナー ドラフト:2003年ドラフト7巡目 キャッチーな登録名が印象的なG.G.佐藤は、年俸調停を申し立てたものの申請を受理されなかった1人である。 フィリーズ傘下マイナーリーグを経験した後、テスト入団を経て2004年から西武ライオンズでプレー。ブレイクしたのは2007年、同年は136試合出場で打率.280・25本塁打をマークし、4番を任されることもあった。 この活躍を受けて年俸アップを期待したG.G.佐藤だったが、球団側の提示額とは開きがあり、6度の保留の末に年俸調停を希望した。しかしこの申請は受理されず、再度球団との交渉の場が設けられることとなった。 その後も交渉はもつれたが、春季キャンプ中に契約を更改。翌年もチームの中軸として打線を牽引し、打率.302、21本塁打と結果を残した
ベースボールチャンネル編集部